靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

近況整理、ママの方こそありがとうね

2014-02-23 09:30:08 | 今週の整理
1.すっかり日も長くなってきて。今日の日の出8:21 AM、日の入り6:06 PMだそう。気温はまた下がってきましたが、とにかくこの明るさ! 日の最も短くなる冬至近くの日照時間は五時間半くらい、その頃は学校の送りも迎えも暗闇のなか。ガレージから車を出して、この朝の日に包まれる感覚、冬のピークを越えたなあとしみじみです。



2.四年生次女が分数の割り算文章問題、少しこんがらがる、と言うので一緒に取り組んでみる。答えは分かるのだけれど、その途中に「割り算の式」を書かないといけないのがしっくりこないらしい。七枚のピザを各五分の一に切ります、何ピースになりますか? ジュエリーを作るクラスに十一人の生徒、チャームのセットは三分の一残っています、一人何セット使うことになりますか? 五人の女の子が、二分の一のパイを均等に分けます、一人何個?

 そんな問題をいくつか解いて、納得。次女の隣で、今の自分と以前の自分と随分と変わったなと思う。何で分かんないの?!といった態度あからさまだった自分。分からないと頭を抱えて悩んでいるところに、そんな母の姿勢、行き場を失っていた次女。

 分からないなら、どうしたら分かることができるだろう、そうお互いが解決に向けて進んでみる。「分からないからママ教えて!」そう明るい声で言ってくれるようになったこと、その変化が嬉しいです。

 ちびっ子達の声も静まり、ノートから顔を上げ、「あっ、遅くなっちゃったね」とパジャマに着替え、一緒に歯磨いて。寝る前に布団の中にくっついてきて、「ママありがとうね」とささやく次女。親と子、山を越え谷を越え、共に成長していくんですね。私の方こそ、ありがとう。




.長男、中学対抗レスリング・チャンピオンシップを終える。ここ一ヶ月半ほどはまっていた毎日の部活動も、これでお仕舞い。最後は、アンカレッジ周辺十校弱の中学から選抜された彼の体重グループ十五人ほどの中四位になり、表彰台に。その夜、片目を青く腫らして帰宅、しばらくすると首が痛いと首周りにセーターを巻きつけて宿題に取り組む。

 もうね、やめようね、そう涙目になって言う母。スポーツに怪我はよくあることだけれど、これだけ成長期の身体をわざわざ痛めつけるの、やっぱり見ていられない。すると、怪我をするからね、どうしたら怪我を防げるか分かるようになるんだし、これもいい体験なんだよと。

 おかげさまで一晩寝たら痛みも随分と回復したよう。ほっと胸をなでおろす母の隣で本人、ホントこの一ヵ月半充実してた!とただただ笑顔です。




.レスリング・チャンピオンシップ、試合の前ごとに、マットの上でお祈りするイスラム教徒の子がいたよ、と長男。周り賑やかな中、その子の周りだけ一瞬空気が変わっていたと。どんな環境でどんな状況にあっても、そんな静寂な時を習慣として持てる子というのは、幸せだなと思う。




.子育てに「一つの答え」はないというのは、本当にそう。それでもやはり、底の底に、「普遍的に必要なもの」というのがある。それが、「無条件の愛」なのだろう。世間に認められる結果を出しても出さずとも、周りから見上げられようとも誰の目に留まらずとも、愛し続けるということ。あなたはこの世に一人のかけがえのないあなた、そう寄り添っていくこと。それが、子育てを通し、少しずつ学んできた最も貴いことの一つ。


今日は朝NpOへ長男を送り、長女を病院へその後サイエンスプロジェクトに必要なものを買いに行き、夕方食料買出し、夜は「ファーランデブー」祭をのぞこうかと。明日は課題プロジェクトしつつ、外遊びも!

皆様の一週間が素晴らしいものでありますように!

Have a wonderful week!



日常風景:

ラーメンを通せば世界の歴史が見えるワークショップ。


太鼓聞いて、


お琴触らせていただいて。


散歩。

引っ張られて、


引っ張られて。


週末の校庭で遊ぶ。


スナックタイム。




天道虫に蜂に、


アイスクリーム!by 次女



ピザ作って。


昨日のファミリーディナーパン by 三女

焦げた! 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿