靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

子育てノート、学校の成績と勉強の本質と

2013-02-03 02:51:20 | 子育てノート
中学に入り、成績が平均して80パーセントを切るとプログラムをキックアウトされてしまうということもあり、注意深く成績というものに向き合うようになった長男。半年近くたち、どうしたら、その求められる範囲内に留まることができるかのペースが少しずつ掴めてきたよう。

宿題を忘れる、したけど提出するのを忘れる、クイズの準備を忘れるなどで、ガコンと凹みを作り、その後マックスの成績を取り続けなければ「80」に達しないというような、はらはらするようなこともまだまだたまにあるけれど、頻度は確かに減っている。

学校の成績を保つには、求められる時間通りに求められる形に仕上げるという習慣が必要。成績は、日常のどうしてもする必要がある雑事と同じようなものだから、と話すことがある。きちっとしておかないといけないけれど、目標などでは決してなくて、済ませておくべき用事。電気代やガス代をいついつまでに支払う必要がある、このメールは明後日までには届くよう今日投函する必要がある、汗をたくさんかいたからシャワーを浴びて、洗濯物を洗って畳んで収納し、掃除機をかけ、爪が伸びてるから切って、毎日歯を磨いて、一つ一つ丁寧にする必要があるけれど、決して目標じゃない。

それらの日常の雑事をしっかりしていくことは、確かに大変なことで、代金を払うには稼ぎもいる、少し休めばエントロピーの法則で、ごみや埃や垢で周りも自分も大変なことになっていく。目を配り気を配り、整えていく必要がある。それだけで日常の大半の時間とエネルギーは取られ、へとへとになってしまうこともある。でも、それが全てじゃない。

世界にはワンダーが溢れている。勉強の本質は、そのワンダーに向き合い、ワンダーを探求していくということ。溢れる雑事の中でも、ワンダーに触れる喜びと畏敬の気持ちに震え、ワンダーに分け入っていく、中心のフォーカスはそこに。最近よく長男と話すこと。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿