靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

ポケットに夢を

2014-02-16 08:21:15 | 子育て風景
三者懇談。

耳にも舌にもピアスをし、長髪の髪を束ねた先生。

「僕は14歳の頃、君の何倍もクレイジーだったからね、君に14であることを止めろとは言わないけれど、自分の中から『やってやる』という気持ちを引き出すんだよ。君の中からそれが出てこないといけない」

成績、コンスタントにOKというより、あららと下がり最後に必死で上げ結果的にOK、といった傾向にある長男に、先生。

コンスタントに、「理性的」に、軌道修正するテクニック、14であることを楽しみつつ、バランス取るようにね、と。

今こちらをした方が「成績」に繋がるのに、関係ないことにはまりこんでしまう、長男を見ていて時々思うこと。それでも試験だけ点数をとればいいというわけにはいかないこちらのシステム、高校に行ったら、普段の成績が大学にも就職にもとても大きく関わってくる。今回の八年生の懇談会では、来年からの高校生活に向けてのそんな心構えの話なども。


ここ一ヶ月程、ロボティックスとNPOの行事の準備(週末)、レスリング(毎日。週に一度の試合の日は夜遅くまで)などで過密スケジュール。課外活動も精力的に、その上学業もさらりとこなすといけばいいのですが、現実には、そう格好良くもいきません。ロボティックスも夏の終わりまでの休みに入り、今週末は準備していたNPOの合宿行事、レスリングも来週でおしまい、その後は少し落ち着く予定。学業に力を入れていこうと気を引き締めてました。

あれもしたいこれもしたいと尽きないようですが、今は学業という土台をしっかりさせたところに、手を出していこうと改めて整理。高校を前に、いい話し合いの機会になりました。

高校になってもレスリングを続けたいと今は言っていて、この懇談会の日も、廊下で出会ったレスリングのコーチから、「絶対に続けなさい」と褒められ、かなりその気になってました。毎週試合があり、とにかく燃えています。最も怪我の多いスポーツの一つと言われるレスリング、一昨日も、「今日の試合、かなり強い攻めでね、僕の背骨おかしくなってない?」と見せてきたり。親としては、少し体験して楽しかったね、と通り過ぎたいところですが。まさかあの泣き虫だった子が、「レスラーを目指す」と言い出しやしないかと心配する日が来るとは、思いもしませんでした!(笑)



あれやこれやはまり込み易いので、自覚し、自分の夢に照らし合わせ、今何をしたらいいかと絞り込んでいけるといいねと、懇談会の帰りの車の中で。そして昔、友人から聞いた話を:

パイロットになりたいという夢を持っていたある男の人、一日中朝から晩まで他の仕事をしながら生活の糧を稼ぎ、くったくたになって家に帰り、それでも勉強を続けてとうとう夢を叶えたそう。その男の人、いつも「小さな飛行機の模型」をポケットに入れていたと。それでいつもその模型を手に握って、自分が何を目指しているのかを思い出し続けていたそう。人って本当に忘れてしまうもの、自分が何をしたかったのかも。思い出せるものを何か常に身に着けておくのも、いいアイデアかもしれないね。

エネルギーとてつもなく溢れる思春期、どこに向けていくのか、主体的に選んでいけるようサポートしていきたいと思ってます。


ロボティックスも、


夏までの休みに入った!


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