nishimino

にしみの鉄道情報局付属ブログ

終焉を迎えるサイリスタ制御車

2021-10-01 | 鉄道
JR西日本が2024年までに201系をすべて全廃にする計画で、現在運用している奈良地区では順次網干から転属の221系に置き換えが進んでいます。


撮影 久宝寺 2019年3月16日

西日本はJR各社の中では比較的車両を長く使う方で、201系よりも古い国鉄時代の車両が多く残っていますが、それより先に置き換えが決定しました。京都地区に残る113系117系や岡山下関地区に残る115系、姫路地区に残る103系などよりも先に201系が置き換えになったのは、サイリスタチョッパの部品がすでに手に入らないためで、各社とも同様のようです。


撮影 舞浜 2010年3月10日


同じ201系を継承したJR東日本の置き換えはかなり早く、2011年には全廃されています。JR東日本は201系のチョッパ制御自体の更新を計画していたようですが、費用対効果などもあって見送られ、鋼製車体ということもあり、置き換えが進んだようです。
サイリスタチョッパ車を導入した各社とも、置き換えやVVVFインバータ制御への更新が進んでいて、これといった更新工事が行わていないのは東武9000系ぐらいになっています。ただし同系列は、メインの制御素子が逆導通サイリスタではなくGTOサイリスタなので、他社に比べれば部品確保が出来るのかもしれません。それでも東武9000系の置き換えの噂は絶えませんが。
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