今日は、朝から薄日のお天気でした。 午後からは、そこそこ太陽がいい感じになってきましたので、一年でたった一度の冬至日の現象を、仕事の合間をぬって、撮りに行きました。冬至と云いますと、ゆず湯やかぼちゃが挙げられるようですが‥‥‥‥‥。 それはちょっと端へ寄せておいて!!
それで空模様は、大きな灰色の雲も空に広がっていまして、心配しながらの撮影でした。 昨日ブログの長野・善光寺の仁王像の顔に当たる太陽のように、輝きが十分にあると具合がいいのですが、それがないと全く価値のないことですので、太陽任せの撮影です。 まあ、車で 10 分くらいの所ですの、とりあえずと云う感じで行ってみました。
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photo 1
Canon EOS 7D
こちらが今日撮ってきた写真です。 松代の西条(にしじょう)地籍にあります、「西楽寺(さいらくじ)」の横に建立されています、松代藩・真田家の「真田信重霊屋(さなだのぶしげ・おたまや)」です。 ちょっとこの状況をみていただく為に、広めの画にしてあります。
毎年、冬至日の午後、奥の山に太陽が沈むころ、この霊屋の屋根のてっぺんに丁度太陽の光が重なるという現象が起きるようです。 拙者がここへ着きましたのは、午後 3 時 10 分頃でしたが、何を間違えたのか、太陽は山の向こうに沈んでいました。 どうやら、 1 時間くらい遅く行ってしまったようです。 どうも、近くの駐車場もスカスカですし、ちょっと坂道を歩いていても人の気配を全く感じず、 ありゃりゃ~~~!!!! と云ったことでした。
まあ、今年はダメでしたので、また来年の冬至日に挑戦したいと思います。 ここも結構マニアのカマラマンさん達がいらっしゃているようです。 それでちょっと早めですが、カレンダーを調べましたら、来年の冬至日は、 12 月 21 日(金)のようです。 今から〇印をして覚えておきたいと思います。 午後 2 時出発も付け加えておこうと思いました。
それで、 昨日の長野・善光寺の仁王門の阿形(あぎょう)と吽形(うんぎょう)の像の写真を撮られました松林さんに、再度お願いして、太陽の光が、真田信重霊屋の屋根の上に乗っかっている写真をお借りしましたので、「太陽の光がこんな感じになる!!」 と云うことを、ご覧いただきたいと思います。
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photo 2
松林 要さん撮影(写真をスキャニング)
この年は、けっこう雪が積もっていました。 ここ地元・松代ではアマチュア・カマラマンさんの間では有名な光景のようです。 拙者もいままで、寒い思いまでして写真を撮っても、ただ自己満足に過ぎませんので、冬はコタツに噛(かじ)り付いていたのが現状でしたが、今後は、このブログもありますし、気合を入れ直して、寒い中に出掛けようと‥‥‥‥‥、そんなに強く思っていませんが、考えたいと感じています。 そんなもんです。
ところで、この西楽寺の真田信重霊屋のうんちくを少しだけ述べさせていただきますと、
この霊屋(おたまや)は、松代藩・初代藩主、真田信之(さなだ・のぶゆき)公の三男・真田信重氏を祀(まつ)った霊屋で、 1648 年頃に建立されたようです。 桁行(けたゆ)き 三間、梁間(はりま) 三間の大きさの宝形(ほうぎょう)造りと云われています。 霊屋正面は、東角向きに建っていますので、 丁度西に夕日が沈む状況になる訳です。
春分、夏至、秋分、冬至と云った一年の中での歩みがありますが、 日本の四季折々の風景がそれぞれありますが、それだからこそ、この風景を後世にしっかりと残していく義務が拙者を含めて、日本人全員に課せられたことだと感じています。 ちょっと言う事が大き過ぎましたでしょうか????
もっとも、風景写真を撮り始めてから、
感じるようになったのですが‥‥‥っと。
see you again
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