雑文の旅

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良寛追記

2011-10-21 | 日記

 良寛和尚の言葉を引用していて、和尚の最期を思った。 直腸がんの激しい痛みと諸症状で苦しみ悶えて亡くなったのだ。 治療薬もなければ、痛みを鎮める薬もない。 きっと、早く「楽になりたい」という気持ちが有ったに違いないと私は思う。 しかし、良寛は曹洞宗の僧侶。 そんな思いは微塵も見せずに、最期をみとった貞心尼に「ねむるが如く坐化(成仏)したまふ」と言わしめている。 もっとも、亡くなる寸前は意識が朦朧としていたのだろうが。


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