雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

猫爺の連続小説「能見数馬」 あらすじ

2015-04-20 | 長編小説
 2013.6.1「能見数馬」の第一作目「心医」を投稿した。妻に先立たれて「ボケ防止」にと始めたブログに、「掌編小説」を投稿していたが、これが長編(中編)への初アタックであった。


 水戸藩士、能見篤之進が、長男が仕える水戸藩へ行った帰り、日が落ちて夕闇が迫り来る街道で、上総の国は佐貫藩(さぬきはん)の藩士、阿部慎之介の娘、佳世と出会うところから物語が始まる。

 彼女は女の一人旅で、兄の仇を探す目的で江戸へ来たのだった。篤之進は、娘を我が屋敷に連れて帰り、次男、能見数馬に仇を探す手助けをするように言いつける。

 勘の良い数馬の推理で、娘の目的は達するが、これをきっ掛けに、時には「霊能者」と偽り、事件を解決するようになる。

 評判がひとり歩きをして、浄霊まで引き受けてしまった数馬は、ある渡世人の幽霊と出会う。その俗名は「木曽の中乗り新三(しんざ)」

 能見数馬には、「阿蘭陀医学」を学び、心の医者になりたいという望みがある。大名の若君を助けて頂戴した金もあり、水戸藩からの援助を受けられることになり、来年は長崎へ修行にでかける予定であるが…

 「第一回・心医」へ


最新の画像もっと見る