「雑文の旅」ブログを始めて間もない頃に、好んで投稿していた「ショート漫才」を復活してみた。「原点に帰る」ってところかな?
A「先週の日曜日に、家族で動物園へいってきたよ」
B「それは良かった、子供たちが喜んだだろ」
A「それはもう、良い家族サービスになった」
B「河馬の檻には近付かなかったかい?」
A「近付いたさ、子供は大きな動物が好きでね」
B「臭かっただろ」
A「離れているから、わからない」
B「動物は皆臭いけど、河馬は特別だそうだよ」
A「おまえ、それを誰に聞いた?」
B「古い和歌に記されているのだよ」
A「どんな?」
B「川ゆかば 水漬く河馬ね」
A「それって、大伴家持の和歌で<海>じゃなかった?」
B「その元歌だよ、大伴家持がパクった」
A「それで?」」
B「陸ゆかば 草食む河馬ね おヽ君の 屁にこそ死なめ」
A「死ぬほど臭いのかい?」
B「そうだよ、近くでぶっぱなされると、悶え苦しんで死ぬ」
A「惨い」
B「長閑には死なじ」
A「嘘をつけ」
B「ごめん、嘘だ」
A「侮辱だよ、謝れ!」
B「河馬さん、ごめん」
A「そっちにかい」
A「先週の日曜日に、家族で動物園へいってきたよ」
B「それは良かった、子供たちが喜んだだろ」
A「それはもう、良い家族サービスになった」
B「河馬の檻には近付かなかったかい?」
A「近付いたさ、子供は大きな動物が好きでね」
B「臭かっただろ」
A「離れているから、わからない」
B「動物は皆臭いけど、河馬は特別だそうだよ」
A「おまえ、それを誰に聞いた?」
B「古い和歌に記されているのだよ」
A「どんな?」
B「川ゆかば 水漬く河馬ね」
A「それって、大伴家持の和歌で<海>じゃなかった?」
B「その元歌だよ、大伴家持がパクった」
A「それで?」」
B「陸ゆかば 草食む河馬ね おヽ君の 屁にこそ死なめ」
A「死ぬほど臭いのかい?」
B「そうだよ、近くでぶっぱなされると、悶え苦しんで死ぬ」
A「惨い」
B「長閑には死なじ」
A「嘘をつけ」
B「ごめん、嘘だ」
A「侮辱だよ、謝れ!」
B「河馬さん、ごめん」
A「そっちにかい」