雑文の旅

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猫爺のエッセイ「長さの単位、町と丁」

2014-09-21 | エッセイ
 猫爺が書く小説にもよく出てくるのだが、長さの単位で「町または丁」がある。これは町が正解で丁は間違いというものではない。長さの単位の場合は、町でも丁でも良いのだ。


 大雑把ではあるが、

 一町(一丁)は60間(けん) であり、360尺(しゃく)であり、 0.3里(り)弱である。

 一町(一丁)は、109メートル  1間は、182センチメートル  一尺は約30センチ

 1里は、4キロメートル弱  

 一里塚は、4キロメートル毎に街道に立てられた塚なのだ。

 
 Web質問で、一町は何メートルですか? と質問されて、「決まりはありません」と回答しているのを見かけたが、長さ、面積の決まりが無いのは「町の区画」のことで、同じ字を使うが別物である。

 この「町」は、面積の単位でもある。こちらは長さと区別する為に「町歩」と書くことがある。この場合「丁」は使わないのが決まりだ。


 藤沢の宿から戸塚の宿まで、2里9丁とWikipediaで紹介されているのは、8キロメートルと980メートル、 およそ9キロメートルと言うことになる。

 江戸時代の大半の人は、この膨大な距離を、老も若きも膝栗毛すなわち自分の足であるいていたのだから凄いと思う。年寄りの感想だが。


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