雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

盗電? 

2012-06-08 | 日記
 最近見たサスペンス・ドラマでのセリフで、「入水自殺(にゅうすいじさつ)」という言葉を使っていた。 最近では、これを「間違い」とは言わなくなってきているのかも知れない。 このセリフには、二つの間違いがある。 まず、「入水」の読み方だが、正確には「じゅすい」である。 もう一つは、入水の意味には「自殺」の意味が既に含まれている。 従って、「入水自殺」は、「自殺」の意味がダブっている訳だ。 これは、他の物に例をとれば、「えんどうまめ」と同じだ。 漢字に直すと「豌豆豆」となるが、最近では「えんどうまめ」と呼ばれることの方が多いようだ。
 昔は、「間違い」として教わってきたことが、現在ではすっかり言葉に馴染んでいて、年寄りには違和感を覚えさせられる。 自分達は「間違いだ!」と主張せずに、まず慣れなければいけないようだ。

 入院中、目の手術後は暗い廊下を歩くとき、危なっかしかったので、首から下げる防水型のLEDランプを付けて歩いていたら、看護師さんに「それ、市販されているの?」と訊かれた。
  「ジョーシンで売っているよ」
  「幾らだったの?」
  「1300円、なぜ?」
 問うてみると、試供品として看護師さんに配られたのだそうであった。 その割には、これを首から下げている看護師さんを見たことがない。 ははあん、使い勝手が悪いのだな。 メーカー名を見ると、パナソニック。 
 病室には、ベッド毎にテレビが付いている。 自動販売機でカードを買ってテレビに差し込むとスイッチを入れことが出来るようになっている。 ついうっかりテレビを点けたまま寝てしまったり、病室から出て油を売っていると、すぐにまたカードを買わなければならない。 そこで、自分はワンセグを持って行った。 病室でも綺麗に映るし、朝から晩まで付けていても誰からも文句は言われない。 もちろん、携帯の充電、髭剃りの充電とAC電源も使いほうだい。 セコいけどエコノミー。 結構、高額な入院費を払っているのだから、これ位のことをしてもいいだろうと、自分を正当化した。 



 

最新の画像もっと見る