雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

猫爺のエッセイ「熟し柿」

2015-09-24 | コラム
 他人様のブログを覗くのも楽しいものである。最近、我がブログに来て下さった「たけじいさん」と仰る方のブログも覗かせて戴いた。お庭に柿が実ったご様子で、きっと甘柿なのだろう白い粉がふいているように見える。

 実は、自分は果物があまり好きではない。特に酸味のあるのはダメだ。それともう一種、「瓜臭い」ものも好まない。
 よく、家族に「こんな美味しいものを…」と言われていたが、メロンも口にしない。その中で「柿」は、大好きである。しかし、他の人と違った食べ方をする。
 歯が悪い訳ではないが、熟し過ぎてブヨブヨになったものを、太いストローを刺して吸うのが好きだ。「似た者夫婦」と言うが、家内もそれが好きだった。
 「汚い食べ方」と、言われるかも知れないが、食べた(吸った)あとは、原型を留めたまま捨てるので、むしろ清潔である。 

 もう一種、時々だがバナナを食べる。スーパーで五本100円くらいのものを買ってきて、朝食にすることがあるが、三日で三本食べると飽きてしまう。その結果、残りは真っ黒になる。自分の子供の頃、バナナは贅沢な食べ物で、熱を出したときぐらいしか食べさせては貰えない貴重な食べ物だった。その所為か、捨てる時には少々抵抗を感じる。