雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

猫爺のエッセイ「臨死体験・体外離脱」

2014-11-26 | エッセイ
 臨死体験は、

  ◇気が付くと、雲の上に居た。または花畑に立っていた。(死の世界}

  ◇先に死んだ家族が迎えに来た。(お迎え現象)

  ◇全盲者が視力を取り戻し、自分が(手術台に)仰臥している姿が見えた。(体外離脱)
 
    …など。


 臨死とは、(この時点では、まだ死んでは居ない)

 辞書の説明  
  死の瀬戸際での体験のことである。

 脳内現象説   
  脳に生理学的・化学的な変化が起きて、これが誘発する幻覚である。

 エンドルフィン説 
  鎮痛作用と快感作用をもつ脳内麻薬物質であるエンドルフィンの分泌により起こる。

 酸素欠乏説   
  脳に供給される酸素の濃度が低下すると、低酸素に陥った脳の働きにより幻覚が生まれる。

 Gロック説  
  パイロットは、飛行中に大きな重力がかかる事により、脳への血流が低下して酸欠状態になり失神する事がある。この現象において、網膜が反応してパイロットの周辺の視野が徐々に失われ、視覚が狭まって闇に落ちるような「管状視野」と呼ばれる視覚障害。

 高炭酸症説 
  血流中の二酸化炭素の濃度が高まるのが原因で幻覚が起こる。

 薬物説・脳内幻覚物質説 
  使用した幻覚剤などの物質が脳に作用して幻覚を引き起こす。例えばケタミンを使用した際には体外離脱的な感覚が得られるとされる。

 宗教によるイメージ説 
  宗教による脳内イメージによるものとする解釈がある。

 レム睡眠侵入説 
  瀕死の脳が危機状態になった時に起こる「レム睡眠侵入」という睡眠障害が臨死体験の原因。

 心停止時の脳波活性化説 
  マウスを人工的に心停止させて観察した脳電図は、心臓が停止後30秒間、脳の活動が通常より急増し、精神状態が非常に高揚していることが判明。

 脳の再起動説 (虚偽記憶説) 
  意識不明により一時的に機能停止していた脳が、意識を回復する際に、古い記憶を放出する事がある。この記憶が臨死体験であり、意識が回復する際の記憶を、無意識中の記憶と取り違えたものとする一種の虚偽記憶説。

 出生時記憶説 
  臨死体験は体験者が赤ん坊であった時代に産道(トンネル)を通り、この世に生まれ出た時の記憶が原因ではないかとする。

 側頭葉てんかん説 
  死にゆく者の右側頭葉にてんかん性の異常な放電が生じ、これが神秘体験に似た幻覚を生み出すという説。

 霊魂・霊体説 
  人体から何らかの「実体」が離脱するという説。

 死後世界説 
  臨死体験者が体験したことは、死後の世界でのことである。

 何れも、「説」は「説」でしかなく、説にはそれぞれ批判もある。要するに、どれが原因だと分かっていないと言うことだ。

  以上、出典は (Wikipedia) 


 この中から、一点霊魂・霊体の体外離脱を考えてみた。猫爺がネットで得た情報を総合すると、体外離脱は訓練次第で誰にでもでき、体外離脱したそれは目が見えており、天使に逢ったり、全盲の人が、自分に手術を施してくれている医師の履物の特徴まで当てたそうである。
 
 これは、全盲者にとって大変な喜び(聖書的には福音)になるかも知れない。産まれついての全盲者であっても、訓練次第で体外離脱をして、物を見ることが出来るかも知れないのだ。

 国は、早急に研究と福祉予算を投じて、「体外離脱研究訓練所」を建るべきではないか。

 Wikipedia を引用して、猫爺が言いたかったのはこれだけ。