雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

猫爺のエッセイ「爺の三つの失敗」

2014-11-24 | エッセイ
 S・JapanのCMが頭に残っていて、別社のセラミックたまご焼き用フライパンを買ってきた。

 自分のイメージは、焼けた卵は、フライパンを傾けると、スルリと滑り皿に落とせると思っていたが、みごとにしがみついて皿へ行きたがらなかった。
 テコで離してみると、見事にくっ付いていた。
   「なんや、くっつくやないか」
 S・Japan社の高級なものではないからだろうと諦めた。それでも、フッ素コートや、ダイヤモンドコートのものが三、四個買える値段だったのに。
 
 買う前に、ネット上の注意事項や評判を読んで勉強しておけばよかった。


 
 鮮魚が美味しい「神戸電鉄エンタープライズ社」の「食彩館」に寄って、みかけた「いかなご新子のくぎ煮」が美味そうに見えたので買って帰った。食べてみた感想は「不味い」「臭い」「パサパサ」。いかなご新子には間違いがないのだが、猫爺の推理では、これは乾燥した、あの黒っぽい「乾燥いかなご」を煮た物に違いない。鰯やサンマの食べ残しを冷蔵庫に入れて置き、後日、電子レンジで温めると、腐臭ではなくて酸化臭(ではないが…)のような臭いがする。あの臭いである。(どの?)

 もう、二度と買わないぞと心にきめたが、年寄りのことだ、忘れてまた買って来るかも


 ある神社の若い宮司さんのブログで、宮司さんがレストランで柿のサラダを召し上がっておられる写真を見た。何でも真似したがる猫爺のこと、さっそく真似てみた。以前に買っておいた柿だったので、甘くなりすぎていてドレッシングに合わなかった。

 サラダの皿からコソコソっと取り出して水で洗い、食後のデザートにした。