雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

怪奇なアルカリ乾電池との遭遇

2012-05-05 | 日記
 不思議なアルカリ乾電池があった。 最近、ジョーシンで24本パックの単四電池を買った。 電池のメーカー名は maxell 商品名は ALKALINE その内の1本だけが、全く使い物にならなかった。 今まで長年乾電池を使って来たが、このような乾電池にお目にかかったのは初めてだ。 

 いつも使っているパナソニックの電池式小型ヘアーカッターの力が弱くなったので、アルカリ乾電池の新品パックを封切して交換した。 「ん?」全く動作しない。 「極性を確かめてみたが異常はない。 接触不良ではないかと振ったり叩いたりして確かめてみたが、微動だにしない。 もう一度取り換える前の電池に替えると、弱いながらも動く。 それではと、同パックの別の電池に取り換えると力強く動作した。 電池の残量計を持ち出して測定してみると、極性は間違いなくセットしているのに、この一本だけメーターが逆振れした。 不思議な電池があったものだと、極性を逆にして測定してみると、一瞬測定器の針がメーターの中ほどまで振って「すーっ」とゼロに戻った。 丁度、電界コンデンサーに回路計をつないだ時の様子だ。 その後は、何度測定しても電池残量計の針はゼロのままであった。 電池の外観は全く正常で、液漏れ等も、腐食もなく、ピッカピカの新品そのものである。 かなり使い込んだ電池であっても、ゼロになるまで使ったりはしないし、紛れもなく新品であり悪いのは24本中1本だけであった。 

 1本分、損をしたと怒っているのではない。 むしろ、こんな不思議な電池に遭遇した(ちょっとおおげさだが)ことに、「なにか良いことが起こりそう」な予感がして、この電池を仏壇に供えている。 アホ丸出しだが…。