雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

渋柿

2011-10-27 | 日記

 柿実り 猪(しし)も小鳥も しかとかな   「なんで彼らにわかるのだろう、渋柿ってこと」                   

 その昔、子供が木に登って渋柿の実を穫ると、母ちゃんがセッセと皮を剥き干し柿にしてくれたものだ。 軒下に吊るしておくと、正月の鏡餅の飾りや干し柿なますやオヤツになる。 最近、八百屋さんの店頭に渋柿が置いてあった。 甘柿と間違って買っていかないように、大きな字で「これは渋柿です」と書いてあった。 手回しの皮むき器があれば、爺にも干し柿が作れそう。