雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

Do it my seif

2011-10-01 | 日記

「お父さんが吊ってくれた棚、落ちたよ」、「お前、何か物を乗せのとちがうか?」 とは、落語の一節であるが、私の日曜大工も、この程度のもの。今使っているダイニング・テーブルは私が作ったものであるが、娘が訝かっている。「炊飯器乗せても大丈夫?」、「失礼な!一つぐらいなら、倒れるかい」 電化製品の修理をしたり、パソコンの設置や設定を私がやったら、「ご苦労さん」の代わりに、「大丈夫?」。

 妻の電動車椅子が両輪パンクして空気が入らなくなった。検査で病院に行くときなどに必要なので、チューブやら、むしゴムを買ってきて、自分で修理をしようと思っていた矢先、妻は亡くなってしまった。乗り手が居なくなった車椅子は、私から娘に移った車に乗せたままである。処分しようかと思うが、妻の思い出がいっぱいつまっているし、自分が歩けなくなった時のために取って置こうかとも思うが、邪魔でもある。いまだに迷っている自分が柔弱だと思う。