雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

100円ショップ3

2011-10-05 | 日記

我が家の近所に100円ショップが3つある。ダイソーが2つ、もう一つはコーナン。コーナンはキャンドゥ系なのか、同じ商品がある。以前に書いたフォーマーは、ダイソ゜には無くて、コーナンにある。

 数日前、引き出しに取り付けるLEDセンサーライトを買ってきた。センサーは磁力を感知するものらしく、マグネットバーを近づけるとライトが消え、離すと点灯する。最初は、仏壇に取り付けてみようと思ったが、仏壇は開いている時間が長いため、ボタン電池がすぐにきれてしまうだろう。引き出しに取り付けてみたが、真っ暗闇で引き出しを開ける「招かざる客」へのサービスになるだけなので、これもやめた。結局、流しの下の物入れが暗いので、この戸に付けてみたが、LED3個の明かりでは一番照らしたい奥には届かず、あまり役にたっているとは思えなかった。まあこうして色々考えて遊んだのだから、105円の価値は充分あったとは思うが、無駄でもあった。


寝覚ノ床の浦島伝説

2011-10-05 | 日記

 妻の実家は長野県は木曽駒の麓にある上松というところ。近くには浦島太郎伝説が残る「寝覚ノ床」がある。竜宮城から地上に戻ると、元居た家も、知る人もなく、途方に暮れた太郎は旅に出でる。たどり着いたのがこの「目覚めの床」である。海から離れて、随分遠くの山里に来たものだ。ここで浦島太郎は「玉手箱」を開けて爺になり、今までの出来事は夢に違いないと気付く。民話がいろいろと様変わりして、「浦島太郎伝説」になったもので、「竜宮城」も「玉手箱」のくだりも、もちろんフィクションである。物語の最後も、玉手箱を開けた太郎はすぐに死んでしまうものから、鶴になって乙姫のところへ飛んで行くもの、そして、うやむやに終わるものなど様々である。ここ「寝覚ノ床」の結末は、どうやら「うやむや」のようだ。

 妻の実家近くに鉱泉の湧く旅館がある。妻の実家とは知り合いで、私も招かれて行ったことがある。たしか冷泉だったと思うが、趣のある岩風呂だった。秋は山に自生するキノコを食べさせてくれたそうで、我が家にも送ってもらったが、松茸も入ってスーパーで売っているものより数段美味しかった。そのすぐ近くに民宿があり「有料で馬に乗れる」と妻が言っていた。他には何もない。隠れ宿としては都心から遠すぎるので、木曽駒から下山した人々相手の旅館だったに違いないと想像する。

 「こんな長閑なところに暮らしていたら、妻はもっと長生できたのかなァ」と、私は少しばかり後悔している昨今である。