「宰相A」 田中慎弥 2015新潮社
『新潮』2014年10月号
総理の血圧の変化が気になりますが、そんなことはどうでもいいですね。
日本人の奴隷体質と安倍内閣だとか普通に思い浮かべるよね。(特に190ページあたり)
言葉と現実の乖離、無意味な言葉
『戦争主義的世界的平和主義』『平和的民主主義的戦争』
「戦争こそ平和」「健全な戦争」
民族が誇りを捨てるとこんなにも穏和になれるものなのだ
カフカの「城」のバルナバス
征服への憧れ
グロい絵の完成~アングロサクソン日本人から絵画的要素は始まる~
性器を油で焼かれた糞まみれの女を咥えるかのような、巨大スクリーンの総理
これでこの作品はまた芸術として評価されるんだろう。
最後は体制に媚びるようになってしまったTに、作者は芥川賞を受けたあとの自分を重ねてもいるのだろう。
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