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◆「肝心の子ども」磯崎憲一郎

2010年06月10日 22時05分50秒 | 読書とか

「肝心の子ども」磯崎憲一郎 2007河出書房新社
第44回文芸賞

ブッダの息子ラーフラ(束縛)の名前は、ブッダの父ちゃんのスッドーダナ王が付けた。
ラーフラはまだ小さいうちに父親が出家してしまった~

ラーフラはブッダの教団に入ったけど、教えを破って欲情三昧
ラーフラの子供ティッサ・メッテイヤもほとんど父親知らずで育つ~

う~ん・・・何を感じればいいのかわからない。
文章、内容、表現はかなり退屈。
うん、まあ、ブッダの血統をちょっと覗いて面白くはあり。


作中に書かれていないけど、

  • シッダールタ(ブッダ)は【働かない夫】だったので、
  • 妃のヤショダラが頑張って国を栄えさせました。
  • 子供が出来ても相変わらず働かない、甲斐性無しのシッダールタをヤショダラは罵倒しまくり。
  • シッダールタは「今に見ていろ」と出家した。
  • ブッダ(シッダールタ)が教団を率いて帰ってきたのは、ヤショダラへの意趣返しにラーフラを連れ去るためだった~

隣のマガダ国のビンビサーラ王も、

  • 小さい頃から非常に優秀な王であったが、
  • 優秀であるがゆえに、早い段階で夢と現実が区別できないような状態になり、
  • 国を混乱させるような政策を矢継ぎ早に出し、
  • 妃はそれに乗じて贅沢三昧やり放題で、
  • 国は大混乱
  • それを治めるために王子はクーデター

なんてことを考えながら読みましたね。

あれっすよ、穏やかな光景の描写の中で、『村から追い出されて山にこもった狂人』なんて表現が出てくるくらいですから、シッダールタもそれほどたいした王様ではなかったのだろうな~と感じちゃうのです。あ、これって出家して偉くなるブッダを思わせる伏線・暗喩だったのか?


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