「精霊の守り人」上橋菜穂子 新潮文庫
アニメを先に見ているので、そのまますらすら読める。
アニメはほとんどいじっていないように見えて、その実、かなり甘くなっていたようだ。
原作の方が好きだな。
シリーズになっているようなので、また機会があれば読んでみたい。
政についての素敵なセリフがあったので抜粋しておく。
蔵役ノ長だけでなく、政に関わるすべての者は、とにかく国の財を守ろうとするだろう。わずかな金でも減らすくらいなら、平民の百や二百、飢え死にしてもかまわぬというのだろう。それが国のため、と言うのだろう。商人から甘い汁を吸っている役人たちは、とくに、そういうのだろう。
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