「インフルエンザワクチンは打たないで」母里啓子 2007双葉社
そういえばワクチンを打ってもかかる人はかかるよね。
集団接種をしていたころも流行は毎年あったし。
集団接種が終わったのはそれだけの効果よりもリスクが大きかった証拠だし。
そう考えると、「前橋レポート」を信用したくなるね。「前橋データ」として使い方が怪しいとしても。
流行の方を予測するWHOも「インフルエンザワクチンの効果は無い」と言っているらしいし。痛いニュース
なによりも、この本の著者が現場を見てきた専門家でもあるらしいし。
栄養状態のよくなった現在では、新しいものが流行してもそれほどひどくならないというのも納得。(でも、これからの格差社会では貧困層の栄養状態が心配です)
で、私の大好きな武田先生はアンチワクチンの人々を批判して、自分は毎年打っているという。
まあ、科学的な情報利用の批判であって、そこからリスクを判定しているわけだ。
ただね、「親として考える」のタイトルはおかしい。
親だったら、効果が怪しくて多少でもリスクのあるものは子供に与えたくないよね。
それにインフルエンザによる死者数も、普通の風邪でも死ぬような人がインフルエンザだったというだけだよね。
著者の言い分は筋が通っているようだけれど、ちょっとどうかなと思うこともある。
自然感染でできた抗体は強くて長く保って感染するごとに強くなるけれど、インフルエンザワクチンでできた抗体は5か月で亡くなる?これはインフルエンザワクチンの効果を証明できないのと同じで、やはり証明できないことだよね?
ワクチンでは血液中に抗体はできるけど、喉鼻にはできない?そして自然感染では喉鼻にも抗体ができる?
インフルエンザ脳症は、日本で特に多い?解熱剤が原因?
ワクチンに脳症を抑える効果は無い!(まあ、そうでしょうね)
不顕性感染、これはもう近頃は世間(マスコミ)も認め始めていますよね。
感染しても症状が出ていない人がいっぱいいるわけです。
ワクチンにそれだけの社会的利益があれば、集団接種が無くなることもないし、接種が任意なのだから補償は無い(副作用は自己責任)などというおかしな話もないだろう。しかも、介護老人保健施設では強制になっている?
インフルエンザワクチンは効果のはっきりしないものだが、やらないよりはいいだろうというくらいの効果を期待し、何よりもものすごく儲かるもので医者も製薬会社も行政も政治家もおいしくてしょうがないものなのだ。と、結論付けるのには納得ですね。
(社会的に重要な立場で忙しければ、私も打つだろうけど)
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