「遠い太鼓」村上春樹 1990講談社
村上春樹37~40歳の海外生活スケッチ
ゆっくり創作をしたいならホテルに籠ればいいと思ってしまうんだけれど、そうせずにわざわざ住みにくい所を選ぶのは、春樹氏の新しい刺激を取り込もうとする貪欲さなのだろうか。または「カッコは付けたい」けれど「気取るのは嫌い」というスタイルなのかな。
- 「死に犬現象」
- 「エーゲ海の(おっぱいポロリ)法則」
楽天的と自らを評価しながらイタリアを憎悪するのは、実は、愛情表現のポーズなのだろうか。
「もしイタリアという国の特徴を四十字以内で定義せよと言われたら、「首相が毎年変り・・・郵便制度(電話)が~・・・」」
わ~、今の日本みたいじゃないか!
って言うか、やっぱり春樹氏はイタリアの事を嫌っているみたいだ。そりゃ泥棒はあかんわ。
結局、こういう本を出すからファンが研究者(批評家)になってしまうんじゃないでしょうか。
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