2019年01月19日(土) NHKニュース7
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2019年01月19日(土) NHKニュース7
「ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来 上・下」ユヴァル・ノア・ハラリ2016 2018河出書房新社
読むのが面倒くさいけど、どういう本かだけを知りたい人は下巻の『訳者あとがき』だけ読んでおけばいいと思うよ。重要部分は切り出してあるので、まだ読んでいない人間に対して知ったかぶりをするには十分です。
「不死」ではなく「非死(アモータル)」って超人種マルチサイボーグってことですな。で、これはこの著者の前作「サピエンス全史」でも扱っているようですね。
そんな超人になれるのはエリートだけ。なのに、多くの我々は根拠もなくそちらに行ける気になりそう。「だって、今はまだ本気を出していないだけ」じゃねーよ!!!
人間(全てのモノ)はアルゴリズムだとすればという前提で、人類は用済みになると。過去の歴史からすれば、そのような展開に説得力がある。自分の立場を忘れて憧れる。
人間の右脳と左脳の別人格的な反応の話は何とも気味が悪いが、さもあらん。自分でも気づかないうちに嘘を吐いていたりしそうだ。
とりあえず、ほとんどの人間を催眠状態にして操る技術というのは開発されそうで、それはそれで素敵です。平和になるなぁ。
人間は仕事もせずに一日中ゲームをして過ごす生き物になるのだろうか。それが許される社会は残るのか。
まあ、そんなわけで「人間はただのアルゴリズムか」ということを中心に、データ至上主義での見落としがないかと警鐘を鳴らす本でした。