2018年07月21日(土) NHKニュース7
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2018年07月21日(土) NHKニュース7
「地図から消される街 3.11後の「言ってはいけない真実」」青木美希 2018講談社現代新書2472
最も怖い無関心
不明者2,539人(2018年3月8日現在)
原発作業員と除染現場のリアル「カイジ」状態。
放射性物質の放出は今でも続いている。そして原発現場作業によるまとまった飛散。風が届く範囲での農業はありえない。
日本の原発の存在理由。
正体を現して規制をしない「原子力規制委員会」
被災者を支援しない「内閣府原子力被災者生活支援チーム」
大いなる不信。強く固まる不振。
見え透いたごまかし。
「町を残す」というのはどういうことか。立場による認識の違い。嘘をついてまで人を無理やり戻すことが町を残すことになるのか。国や東電からすれば、町などなくなってもいいのだ。いやなくなった方がいい。だから見え透いた政策をごり押しする。町長は町を残したければ、住民の側に立って『本当の「絆」を残す』ように考えなければならなかったのだろう。結局、人は戻らず町はそのうちに消えてなくなる。それは国の思惑通りなのだ。
「除染」ってなんだ?アリバイ作りでしかない除染で生活できるようになったと信じられるのか。
オリンピックに向けて国は帰還を急ぐが、それは世界中に日本の棄民政策を知らしめることになるのではないか。国がそこに住めという場所の放射線量を、多くの外国人に知らせる機会となるかもしれない。国連からも被災者支援を見直せと言われているのだろ?日本への信頼と評価が低下することは否めない。経済優先で国民の健康は二の次という態度は、再び日本をエコノミックアニマルと呼ばせることになるだろう。
将来の訴訟へ向けて準備は進んでいるのだろうか。記録は残しているのだろうか。十数年、数十年のうちには集団訴訟は必ず起きる。被爆者という言葉を拒否したくておろそかにしていないか?国を相手にするということは、泣き寝入りをするかとことん闘うという覚悟かだ。闘うためには情報と記録という武器が必要になる。