2016年08月21日(日) NHKニュース7
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2016年08月21日(日) NHKニュース7
「こうふく あかの」西加奈子 2008小学館
空回りしている上司に送るべき本かと思うのだが、そういう人間はきっと意図を読み取ってはくれないだろう。ポジティブ変換しちゃうだろうから。
下に見ていた妻の妊娠。ほかの男との。
そこから始まる屈辱のマトリョーシカ!
なんだかんだで大嫌いだけどかわいくなってくるなぁ。
女は、穴である
俺が入り口として、
あいつが出口として
「じゃあ、そこで会おうぜ」
落ち合ったような気持ち
「みどりの」の3軒隣の森元さんちのアキオちゃんの嫁さん(アスコさん)の子ども、「プロレスラーなんていやよ」と言っていたのに、なっちゃった。
そして、肌の色の違うほかの男の種で妻から生まれた子が、明日子さんの子どもを倒してデビュー戦を飾る。相手の腕を折って!
『道』
畑で畝を作って種をまき、水をやって部屋に戻る。
軍手を脱いだら、左手の親指側面が紫色になっているぞ。なんだ、これ。
ぶつけたり挟んだりした覚えもないし、色もそんなに濃くないし。
結膜下出血と同じような、毛細血管からの出血か?
あれぇ・・・
降圧剤なんかの影響だろうか。
「こうふく みどりの」西加奈子 2008小学館
大阪というのは社会通念上あまり正しくない人間が多いイメージがありますが、この作家の作品はそこのところで”本当”の人間を描いているっていうと格好をつけすぎだろうか。ねえ、ルールを守っている正しい人って面白くないし、人間っぽくないよね。だから、西加奈子の作品は面白く納得していくんだろう。「このやろう!」ってな人間ばかりなのに。
「みどりの」は罪深き、愛すべき女たちの話。だな。
シゲおじさんと、みんなの知らないシゲオ
罪人の罪人による罪人の家族への許しという勘違い
過去が怖くて、構成が面白くて、作品は優しいの。
3軒隣のアキオさんの嫁さんが出産したのは1991年なんだね。それが「あかの」とつながるのね。猪木と。
西加奈子はそのうちに全集が出る作家じゃないだろうか。