「殉愛」百田尚樹 2014幻冬舎
やしきたかじん闘病記(さくら看病・介護記)
あー、あれ、さくらさん、こういう顔のアイドルだか女優だか芸能人がいなかったか?なんか見たことあるような。
「「殉愛」の真実」なんて本も出たらしいね。
その中ではさくらさんは二重人格だってか?
え?さくらさん、バツ2?しかもアメリカ男性?イタリアはどうした?
一応、本に書いてある流れは信用していいと思う。信用するのが一番気持ちいい。
まあ、それなりのそれぞれの立場や環境や計算があったはずだが、それを差し引いても2年間の積み上げは本当に見てきた人たちが一番知っているだろう。ってかかなりの覚悟がないと続かないものね、看病・介護って。
だが、百田尚樹がどちら寄りかという問題がある。それがあからさまであれば、取材対象の答え方も変わってくるだろう。
フェイスブックで昔の女の面影を追うたかじん?それもイタリアにいる女にしつこく?
初対面最悪イメージは計算なのか、その後にギャップでひきつけようってか。
いやあ、たかじんはやっぱり存在は面白いが、周りにいてもらうのは嫌なタイプだな。
初対面最悪の男に流されていくさくらさんって、ダメンズに行ってしまうできる女なのか。この表情の女性は多分、「自分を高めたい」と向上心を常に持つ存在だと思うの。で、常に『めったにできない体験、自分を高めるもの』を求めているとすれば、こういうことになってもまあ、納得してもいいんじゃないだろうか。
イタリアでの仕事は順調だったのだろうか、その資金は自分で調達したのだろうか。展開からすると順調であったかどうかあやしいかも。そうするとお金持ちのおじちゃんを見つけたときの計算もあったかも。作品内では必要とされることがうれしいような書き方だけどね。
少なくとも、たかじんというわがままな存在は、全力を傾けるには最適な存在だったのかもしれない。本当に相性は良かったかも。
それまでの生き方や実績がそういった性格にともなっていたかどうかは疑わしいが。
たかじんの死後、また生きがいとなるような打ち込めるものが見つかるといいね。
娘や元マネージャーがなにをしようが、その後どう判断されようがどうでもいい。
さくらさんはどうでも生きていける強さを感じるし、親族に豊かな人がいるようだし。
プロローグとエピローグは不要だ。
ついでに言えば、KとHについてもそれぞれの立場からの行動として、余計な脚色をせずに事実だけを書けばよかったのに。
さて、遥洋子の立場って何?まあ、そこは言わない約束か…
P363 さくらさんの再婚相手に「ナイナイの岡村やったら許す」って、まあね、この本のイメージからすれば私も納得だが、さくらさんがそれは選ばないだろうし、岡村はきっともっとマッハで逃げるわ。
あら~、年末に週刊誌でだいぶ騒いでいたのね。
なんか検索した時のタイトルを見ると、マスコミは全体に百田びいき?
でも、週刊朝日とサンデー毎日を借りてみたけど、そうでもないみたいだぞ。
○週刊朝日12・19 百田尚樹は偏った人間にしか取材していない!そんなもので『すべて真実である』と言っていた。たかじんの娘Hさんは「誕生日」や「クリスマス」には会っていたし、大人になってからも年に1,2回は会っていたとか。
○サンデー毎日12.28 K氏も百田から取材を受けていない。娘Hさん出版差し止め訴訟。たかじんの古い仲間も「殉愛」の内容に疑問や批判。・・・この雑誌も相手(さくらさん)を貶める噂を載せているが、そこはちゃんと言った人間を特定して確認して来いよ。さくらさんが遺言の寄付先へ遺贈放棄申し入れ。財団の運用状況の連絡を条件に遺贈放棄を受け入れようとしたら、さくらさんは「もういいです、そのかわりたかじんの名前を使わないで」って、本当にそんなやり取りがあったの?さくらさん、盗る気まんまんですやん。そして、資産がらみの席にさくらさんと百田が同席。
○連続記事:百田インタビュー 百田「今思えば、長女にも事実確認した方が良かったかな」「Kの疑惑を裏付ける事実はたくさんある」「寄付では税金負担が重いので、相続して同額の基金を・・・白紙に戻りました」ここでも本当にその基金を使えるのかと聞かれて白紙って、やっぱり盗る気まんまんですやん。
○サンデー毎日1.4-11 百田のツイッターで『これは真実だ』と誹謗中傷を受け続けるたかじんの娘Hさん。「まだおぞましい話はある」など百田からの脅迫は続く。阪神淡路大震災の時には、たかじんから心配する電話もあった。留学先にも見に来た。テレビ番組で父(たかじん)に向けた手紙で大泣きしてくれた。
○やしきたかじん評伝著者、角岡信彦 「親族との関係」など事実と違う部分など疑問が多い。さくらさんの何度かの離婚を百田も知っていた。さくらさんは関西出身なのに、たかじんを知らなかった?ノンフィクションを書くというのは「長女にも確認した方が良かったかな」などという軽い作業ではない。裏付け取材がされていない。(売れっ子の百田に対し)文壇タブー発動、テレビ・週刊誌でもなかなか報じない。
○作詞家、及川眠子「あまりに一方的、取材に行けるのに行っていない。想像で書くものはノンフィクションといえない」
まあ、読んでいた時に感じた違和感の正体が見えてくるよね。
本の中でも『聞いた話だが』と前置きはしながらも、きちんと確かめずもせずにHさんを貶めるようなその噂を書いた百田。恣意的過ぎる。さくらさんから聞いた話だけでHさんとのやりとりを書き上げるのは『真実』である可能性は極端に低いだろう。
状況からすると、さくらさんがたかじんを親族から遠ざけている姿が見えてくるようだ。
でもまあ、長女の方もあまり応援したくなるようなこともなく。
たかじんの遺言書がさくらさんの思惑から外れたんかな。
なんだよ、業務委託1億8千万って。
それを手にしたとしても相続税よりも所得税の方が多くなるよね。1億は残らない。でも、相続だと寄付と娘の遺留分で何も残らなくなるから、何とか銭を搾り取ろうというあがきだよね。寄付先への遺贈放棄を迫るのも、そのあらわれに見えるわ。財団とか基金とか、そこにさくらさんが絡んでこないなら嘘じゃないかもしれないけど。もう、自分のポッケに入れる気満々に思えるんだもん。
う~ん、この姿を見ると本当に一人で介護をしていたのか疑問になってくるよ。
うん、そうだよ、本の通りじゃあ、たかじんも最低おやじじゃないか。
ちょっとそんな格好悪さはイメージじゃないな。少なくとも、気配りとプライドではね。
『真実』がみたいよね。
だから、amazonで「「殉愛」の真実」を注文しちゃったよ!
裁判も楽しみだよね。
百田は本当にとんでもない証拠を持っているのか、明かされるのか。社会的な立場を無くすのか。
まとめ
や~、まとめは面白いね。
百田はどれくらいの人に謝らなければならないのだろうか。ってことになりそうだよね。
ってか、死因も違うじゃん!
メモの字もたかじんのものじゃないみたいだし!
「殉愛」のどこに『真実』があるんだ?
「殉愛」というタイトル
結果、たかじんの死によってさくらの愛も殉じて消え失せたという意味になったのかも。(金への愛はさらに強くなった?