「利権の復活」古賀茂明 2013PHP新書891
方法論であって良し悪しではないのではないか。
円滑で効率的な管理のための利権は必要であり、問題はそうでないものや怪しいものが多いということだろう。
監視(評価)の方にもっと権限と金を回せばいいのか?
目的をはっきりと示し、期限付きで延長は基本的に認めない。
目的を達成したもの、果たせないものは早々に解散させる。
それでいいんだよね。
役目を終えても存続を謀るから血が濁る。
やっぱり監査・監督の必要性だね。
まあ、新しいことをさせると(経営的に)失敗するのが官僚だというのであれば、現状維持が実は最も経済的だったりして・・・
裁量権(官僚)
東京電力による原発事故補償は非効率で、安全性への不安も大きい。
こういうのは確かに利権の弊害だ。
利権を攻撃するのではなく、新しい利権へと誘導する方法を提案してもらいたい。(実現性)
政治家や官僚のレトリックというが、きちんとだましてくれればいいのに。
中途半端に嘘が透けて見える、きちんと説明されていないのがわかるからいけない。
マスコミによる検証が無くなって、そのおかげで古賀さんたちの存在価値が高まっているんだよね。(本来のマスコミの働き)
『「安全」が確認された(審査が通った)原発は再開する』
ではなく、
『「安全」が確認されない(断層の危険性が明らかではない)原発は再開しない』
でなければなならい。
(立証責任の逆転)
電力会社任せの規制委に意味はあるのか。
規制委が自ら調査に乗り出さねばならない。
規制のノーリターンルールの抜け道による元省庁からの影響力が残る。
核拡散の片棒を担ぐ安倍総理
『世界最高の安全性』という嘘
新潟県泉田知事への嫌がらせはエスカレートしていくだろう。我々はその裏にある動きを知ったうえでそれを見ていかなければならない。
公共事業へのバラマキが福島の復興を遅らす。
他で取られて人が集まらない福島。
国民の多くが誇っている現在の憲法を変えようという、自民党の改正案のお粗末さ。
内容の見直しではなく、「押し付けられた憲法」などという論法のみ。
中国への危機感からは国際的な目(国際世論)を味方に付かるべきであり、軍拡(改憲)は逆効果。
日本が軍備拡大したり軍を持ったりすれば、中国に更なる軍拡の口実を与える。
アメリカだって中国だって、自国の利益によって行動は決定される。
「公益」との判断は誰がするのか、独裁への動き。(特定秘密保護法案の動きを見ても明らか)
P240の図で小さな政府でハト派はないんだよね。で、それに近いだろうと期待した『みんなの党』は特定秘密保護法案に賛成するっていうし・・・
小さな政府でハト派という政党ができれば、かなりの勢力になるだろうにね。
東電破綻で経済的、効率的な事故処理と賠償を!
東電はできないことを「できない」と報告することが許されていない。