「約束された場所で」村上春樹 1998文芸春秋
under ground2
オウム信者側へのインタビュー
巻末の対談が面白い。
たぶん、正直に答えてそのままできるだけ忠実にまとめていると思いますが、正当化と美化はをしているだけで結局自分と向き合っていないんだなと思う。頭で考える部分ではそれでいいと思うのだけれど、自分の中の醜さを認めて受け止められない子供の発言だろう。要は自分の楽な方へ逃げただけであって、引きこもりのほうが害がなくていいんじゃないだろうか。
サブ・システムが必要だろうか。それは結局、監視するためのシステムとしては有効だけれど、そこに彼らが入ろうとするだろうか。まあ、そこらへんを気付かれないように構築するのがメイン・システムの支配者たちの政治力なんだろうけどね。探せば実はいくつもサブ・システムはあって、さらにそこからはずれた人たちなのかもしれない。