おかまのよろめき

現役おかまのお店日記&趣味のはなし

久しぶりにムックヘ

2010-05-24 13:30:23 | Weblog
昨夜は変な時間に寝てしまったので

目が覚めたら時計の針は午前零時を回っていた

ここの所、風邪を引いたようで調子が悪く

この日曜日はゆっくり身体を休めようと布団に入ったら

風邪薬の効き目もあってかグッスリ

爆睡した割にはまだ時々咳込むのである


先週土曜日はお客様からお誘いがあり

閉店後に吉祥寺のムックに遊びに行った

店の外までカラオケの音が響いている

かなり盛り上がっているのだろうか

ドアを開けると見慣れた顔のオジサマが熱唱中だ

私を誘って下さったHさんだ

この日はお仲間5人とムックに遊びに来ていた


辺りを見渡すと他にお客様は2組

土曜日のこの時間にしては珍しくヒマそうだ

まあウチの店もヒマだったんだけど…

カウンター前の席には女装客が恐子と談笑している

その隣で酔い潰れて寝ているのはメルモだ

今夜は休みなのだが寂しがり屋の彼女は

こうして店にやって来ては酔い潰れているらしい

狛江に住んでいる彼女は吉祥寺まで徒歩で通勤している

新しい彼氏が出来たので夏を前にして痩せようと努力しているのだ

片道90分かかるそうだが

雨の日でも傘を差して歩いてくるらしい

偉いわ~!

私なんて自宅から駅までの片道15分でも歩くのが億劫なのに

メルモを尊敬してしまう

色々と話を聞きたかったんだけど

彼女は日本酒を飲んだそうで

きっと閉店までそのままの状態なのだろう


ムックはミックスパブなので女性キャストも居る

私たちのテーブルにはニューハーフのゆずと

女性キャスト2人が付いていた

その内の一人、チーちゃんは

同じく吉祥寺のゴンベと言う店で働いていた

その店は小田達也と言う元歌手が代表を勤めるコミックパブだった

モノマネショータイムがとても楽しかったのを覚えている

チーちゃんはその風貌から小天童(こてんどう)と呼ばれていた

歌がとても上手だった


前回ムックに伺った時も彼女は居たのだが

あまりお喋りするチャンスがなかった

今回は私たちのテーブルに居たので

何かと気を遣っていただいた


5時過ぎまで楽しく飲んだ後ムックを出た一行は

まだ飲み足らないらしく何処かへ行く話をしていたが

私は取り敢えずそこでお別れした


ムックはこの後も10時まで営業だ

残っていたのはチーママの麗が付いていた男性客一人だけ

「ねえこれからキャッチかしら?」

「まだ分らないですね、もしかしたらそうなるかも…」

最後の方で席に付いてくれた恐子が言った

何処も大変だ

今夜は雨でホント憂鬱




















レッツヤンとプロレスオタク

2010-05-22 14:12:43 | Weblog
NHKのBSで6・7月と「レッツゴーヤング」を再放送する

通称「レッツヤン」は7~80年代を彩った伝説の番組だ

「ベストテン」や「トップテン」の様にランキングされた歌手ばかりでなく

B級どころも数多く出演したのがオタク心を大いに刺激した

既にスカパーで月イチ放送されているが

NHK-BSでは定期的に集中放送される人気番組だ


6月分に付いては既に内容が発表され

5月の中旬には埼玉で太川陽介、石野真子、渋谷哲平、日高のり子を迎えて

トークショーと「レッツヤン」の上映会が行われたらしい

ゲストの歌が披露されたかどうかは不明だが

ファンにとっては嬉しいイベントだったと思われる


関連のサイトにはファンからの熱いメッセージが寄せられている

その中で、いまだに根強いファンからの書き込みが多いのが

70年代後半の男性アイドルシーンを支えた

渋谷哲平や川崎麻世らだ

サンデーズのメンバーだった彼らは

毎週ショーコーナーで海外のヒット曲や自身の新曲などを披露していた

特に麻世はジャニーズで鍛えられているだけあってダンスは抜群

それに対抗するように哲平もエネルギッシュにステージを盛り上げる

二人をメインにしたショーコーナーも企画された


渋谷哲平はスタ誕出身で78年にデビュー

代表曲の「DEEP」は3曲目で

ピンクレディーで大ヒットを飛ばした都倉俊一が

スピード感溢れるナンバーをプレゼントした

因みに太川陽介は76年の12月デビューで

新人戦線では77年組として扱われ

渋谷と同じサンミュージックの一年先輩に当たる

彼の「LuiLui」もまた都倉先生のペンによる作品で

やはりデビュー3曲目にして代表曲となった


それにしても他所で数年前までアイドルブログをやっていたせいか

この辺の事になるとついつい独りよがりに突っ走ってしまう私

興味ない人にとってはまるでチンプンカンプンですよねゴメンナサイ


やっと土曜日

今週はママが珍しく木曜日も出勤したので

ついつい曜日の感覚が狂ってしまっている

昨夜久々に来店のサエコ

50に間もなく手の届く彼女は畑中葉子似のプロレスオタクだ

試合会場にも足繁く通い

夜はレスラーが経営する飲み屋にも出没する

昨夜もグレートカブキの店の帰りに立ち寄ってくれた

基本は小橋健太のファンらしいがマイナーなインディー団体にも詳しい

私もスカパーの格闘技専門チャンネルSAMURAIに

ずっと加入しているプロレスファンなので

話がマニアックに盛り上がり

最後はビューティペアで締めた

何だかやけに疲れた

明日の休みはまた一日眠っていそうな予感…






タレント候補

2010-05-20 12:09:44 | Weblog
雨…

昨夜もだけど雨が降るとホント暇なので

風邪の引きはじめで体調が思わしくない身としては

ついつい仕事を休みたくなるのだが

そうもいかないのだ

気分転換に朝ジョナをしてみた


木曜なので週間文春と週刊新潮も出ている

食事のお供には事欠かない

それでも一応ジョナの上階にある書店を覗く

この店は朝の6時から営業している

面白そうな文庫本や雑誌はないかと店内を物色

特にナシなのでそのままエスカレーターで地階へ


窓際の禁煙席が一つ空いていた

ココナッツ・シーフードカレーとヤリイカの唐揚げ

野菜サラダ、それにドリンクバーを注文

毎回思うのであるが、朝食メニューに

もう少しボリュームのある物を加えて欲しい


窓の下は新百合ヶ丘駅の北口ロータリーだ

雨なので、車で駅まで送って貰う人が多い

この辺はベッドタウンなので車の所有率は高いようだ

結構左ハンドルも目立つのだが

そこから降りて来た小学生がTシャツに短パンと言う

ごく普通の格好なのもご愛嬌だ


さっきまで読んでいた週刊誌には

今夏の参院選に出馬するタレント候補の記事が大きく載っている

三原じゅん子や庄野真代、あべ静江の名前も挙がっている

他にも敏いとうや岡崎友紀らも出馬との事で

ちょっとした懐メロ番組が出来そうだ


それよりも何よりも一番驚いたのは

あの女子柔道家の突然の立候補だ

夕方のニュースに合わせた記者会見では

「ロンドン五輪の金も目指します」と言っていたが

当選した場合に両立が可能なのかと疑問を持った人も多いだろう

確か出馬のためにTOYOTAも辞めたとか

知名度は他の候補者と比べ物にならないくらい高いが

当選の暁にはオリンピック同様、輝かしい実績を残して欲しいものである

サウナで

2010-05-19 09:09:07 | Weblog
風邪を引いてしまったようだ

一昨日の仕事終わりから何だか咳が出ていたのだ

ヒデミさんもゴホゴホやっていたので

もしかしたら彼女のがうつったのかもしれない

何たってウチの店は狭くて換気も悪い

一応換気扇を回しているのだが

何故か隣の居酒屋の匂いを店内に運んでくれるのだ

餃子の仕込をしている時などはかなり辛い

そんな時は換気扇を止めて空気清浄機を使う

しかし気休めにしかならないのは言うまでもない


昨日は部屋に帰ってからすぐに布団を敷いて寝た

兎に角引き始めが肝心なので

薬を飲んで安静にしていたのだ

幸いにも熱はなく咳と痰が絡む程度だ

私の場合、発熱してしまうと最悪なのだ

とてもじゃないが仕事は無理だ

以前、風邪を引いて熱があるのに薬を飲んで店に出た

なるべくお酒は飲まないようにしていたのだが

そんな日に限って飲まないと許してくれないお客様ばかりだった

風邪薬とお酒の組み合わせは酷い結果を招く

案の定、閉店が近付いた頃にはボロボロだった


20代前半の頃

新宿2丁目のホモバーでバイトしていたときの話

狭い店内で誰かの持って来たウイルスに感染してしまった

普通ならまっすぐ家へ帰って安静にしなければならない処だが

まだ遊びたい盛りの私は

閉店後、仲の良いお客様と歌舞伎町の大番会館へ…

ゲイ専用のサウナだが

汗を流したら風邪なんて一発で治ると

無責任な誰かの助言を真に受けて

高温サウナでたっぷりと汗をかいた

ホントに体の中の毒素を汗と共に輩出してくれる感じがした

その後、仮眠室で数時間眠った

すると起きた時にはスッキリ

嘘のように風邪の症状は改善されていたのだ


最近はサウナへ行く事もないが

もしかしたら現状の様な初期症状なら

熱いサウナが一発で治してくれるかも








ゴマメさんの一軒屋

2010-05-17 11:24:29 | Weblog
朝からとても清清しいお天気だ

6時前に起床して洗濯を始めた

昨日も好天に恵まれて絶好の洗濯日和だった

階下の住人も早朝から物干しにたくさんのTシャツを並べていた


土曜日は暇で最後のお客さんは近所の小料理屋のママだった

ゴマメさんと私がお相手した

近所の店も多くが早仕舞いをして通りは真っ暗だった

「オバケでも出そうな暗さね」と私は笑っていたが

「オバケと言えば…」とゴマメさん

浦和から通って来ている彼女は一軒家に住んでいる

駅から徒歩5分の2Kだ

何よりも一軒家なのが気に入ったとかで

入居者募集中の貼り紙に即反応した


「電話したら不動産屋じゃなくて大家にダイレクトだったの

 しかも家賃は4万5千円だと言うのよ」

相場を考えても安いと思った彼女は入居の手続きをした

引越しを終えてご近所に挨拶回りに出かけたところ

「えっ?あのお家に住むんですか?」とある住人は青ざめた

お節介な住人は先日その家で起きた事件に付いて話し始めた

「実はあのお宅、お年寄りの夫婦が住んでいたんだけど

 お婆ちゃんの方がベッドで寝たきりだったのよ

 お爺ちゃんが何とか看てたんだけど何たって高齢だから

 介護疲れって言うの?首を絞めて殺しちゃったのよ…」


ゴマメさんは血の気が引く思いで大家さん家に駆け込んだ

「すみません、契約したあの一軒屋、殺人があったらしいじゃないですか

 そんな怖い所に住めませんからお金返して下さい」

大家さんは慌てて

「そんな事言わずに考え直して!

 お家賃も一万下げるから、それに更新料も値上げもなしにするから」

ゴマメさんはその言葉に反応した

よく考えたら自分はまるで霊感はないし

家賃も格安、値上げも更新料もないのなら

こんな好条件が他にあるだろうか

それにこんな不景気である日仕事がなくなったとして

家賃は自動的に出て行くので安いに越した事はない

「そこまで言うなら…」と前言を撤回した


ある日ゴマメさんの家に友人のオカマが泊まりに来た

「素敵な一軒家じゃないの

 私もこんな所に住みたいわ」

そう言っていた彼女が翌朝

「ねえ、この近所に横断歩道とかあるかしら

 よく信号が青の時に流れるメロディー“とおりゃんせ”だっけ

 あれが耳に付いて離れないのよ…」

ゴマメさんの一軒家は住宅街の奥まった場所にあるので

信号など近くにはないのだ

「ちょっと勘弁してよ~」と震え上がったのは言うまでもない