昨日は昼から府中の某霊園へ行って来た
昨年の秋に亡くなったマーちゃんが其処に眠っているのだ
前にも書いたがマーちゃんは男と駆け落ちして熊本に飛んだ
しかし周囲の反対を押し切った彼らに幸せは来なかった
マーちゃんは数年後に兵庫のアパートの一室で
近所の人の通報で無残な姿となって発見されたが
衰弱死だった様だが其処に男の姿はなかった
マーちゃんの大親友のYちゃんは
熊本にも何度か行き
その都度世話を焼いてきた
時おり当店に現れては状況を説明していた
マーちゃんは当店にも足繁く通ってくれてたので
スタッフの誰もが駆け落ち後の様子を気にかけていたからだ
熊本は男の実家がある
マーちゃんが最初に男の実家に連れて行かれた時には
随分と冷たい仕打ちを受けた様だ
それでも男を信じてついて行ったが
元々アルコール依存の彼女は益々酒に溺れ
入院しなくてはならない状態にまで陥った
Yちゃんは友情を越えてホントに2人の為に尽くしたが
それにも限界があった
男が味を占めて金の無心をして来る様になったのだ
たとえ用立てたとしても
そのお金は男の遊興費に消えて行ってたらしい
何度かそんな事があってさすがのYちゃんも匙を投げた
その後マーちゃんの訃報を聞き彼女は兵庫に飛んだ
せめて彼女のお骨を東京に持って帰りたい
マーちゃんの肉親は妹さんだけだが
絶縁状態で姉の事など我関せずと言った態度だった
それでも何とか承諾を得て
Yちゃんはマーちゃんのお骨を東京に持ち帰った
本当はお盆に来たかったのだが
タイミングが合わずに断念した
霊園の場所は最寄り駅から遠く
Yちゃんはわざわざ車を出してくれたのだ
台風の影響で午後からは雨になるとの予報だったが
空は晴れて気温もかなり上昇していた
コンビニでお供えの缶ビールとタバコを買い
霊園に向かった
マーちゃんの場合、お墓ではなく
無縁仏の様な状態で霊園横の建物の2階にお仏壇があって
そこにお骨が収められているらしい
事務所に鍵を借りに行った時
猫が寝そべっていた
首輪をしているので飼い猫なのだろう
私が近寄ってもまるで警戒する様子もなく
ニャ~と挨拶するかの様に鳴くのだ
その時、事務所横の通路から涼しい風が吹いて来た
きっとマーちゃんが歓迎してくれているのだろう
何たって彼女は無類の猫好きで
この霊園は基本的にペットや水子がメインだ
マーちゃんも愛猫が亡くなった時に此処へお骨を収めた
いま私の目の前に居る猫は
間違いなく彼女なのだろう
続きは次回…
昨年の秋に亡くなったマーちゃんが其処に眠っているのだ
前にも書いたがマーちゃんは男と駆け落ちして熊本に飛んだ
しかし周囲の反対を押し切った彼らに幸せは来なかった
マーちゃんは数年後に兵庫のアパートの一室で
近所の人の通報で無残な姿となって発見されたが
衰弱死だった様だが其処に男の姿はなかった
マーちゃんの大親友のYちゃんは
熊本にも何度か行き
その都度世話を焼いてきた
時おり当店に現れては状況を説明していた
マーちゃんは当店にも足繁く通ってくれてたので
スタッフの誰もが駆け落ち後の様子を気にかけていたからだ
熊本は男の実家がある
マーちゃんが最初に男の実家に連れて行かれた時には
随分と冷たい仕打ちを受けた様だ
それでも男を信じてついて行ったが
元々アルコール依存の彼女は益々酒に溺れ
入院しなくてはならない状態にまで陥った
Yちゃんは友情を越えてホントに2人の為に尽くしたが
それにも限界があった
男が味を占めて金の無心をして来る様になったのだ
たとえ用立てたとしても
そのお金は男の遊興費に消えて行ってたらしい
何度かそんな事があってさすがのYちゃんも匙を投げた
その後マーちゃんの訃報を聞き彼女は兵庫に飛んだ
せめて彼女のお骨を東京に持って帰りたい
マーちゃんの肉親は妹さんだけだが
絶縁状態で姉の事など我関せずと言った態度だった
それでも何とか承諾を得て
Yちゃんはマーちゃんのお骨を東京に持ち帰った
本当はお盆に来たかったのだが
タイミングが合わずに断念した
霊園の場所は最寄り駅から遠く
Yちゃんはわざわざ車を出してくれたのだ
台風の影響で午後からは雨になるとの予報だったが
空は晴れて気温もかなり上昇していた
コンビニでお供えの缶ビールとタバコを買い
霊園に向かった
マーちゃんの場合、お墓ではなく
無縁仏の様な状態で霊園横の建物の2階にお仏壇があって
そこにお骨が収められているらしい
事務所に鍵を借りに行った時
猫が寝そべっていた
首輪をしているので飼い猫なのだろう
私が近寄ってもまるで警戒する様子もなく
ニャ~と挨拶するかの様に鳴くのだ
その時、事務所横の通路から涼しい風が吹いて来た
きっとマーちゃんが歓迎してくれているのだろう
何たって彼女は無類の猫好きで
この霊園は基本的にペットや水子がメインだ
マーちゃんも愛猫が亡くなった時に此処へお骨を収めた
いま私の目の前に居る猫は
間違いなく彼女なのだろう
続きは次回…