冷凍のたいやきをチンしてお茶してる
昔から大好きなおやつだ
四谷の設計会社でバイトしていた時に
よく通ったたいやき屋を思い出す
昼休みの食後に甘いものが欲しいと
文化放送近くのその店へ足を延ばすのだ
ガラス張りの店頭でたいやきを焼く所が見られるこの店は
いつも近所の主婦や会社のOLなどで賑わっていた
店の横のスペースがイートインになっており
小さなテーブル席に腰掛けて焼き立てを頬張るのだ
ゲイの友達Hの紹介で入った設計会社
私はシノハラさんと言う初老のオジサンのアシスタントで
いつも報告書の文面をワープロで打っていた
私とHはバイトなので
事務の女や一部の社員からは差別される事が多かった
「あいつら何だかキモいよな」
「こないだエレベーターホールで
あの人たちがオネエ言葉で○○さんの
悪口を言っていたわよ」
でも時給が悪くなかったのと残業も殆どないので
何とか続いたのだと思う
事務所内で浮いていた私たちは
昼休みになると即座に外へ出た
食事を済ませた後、本屋を覗いたり
ディスカウントショップを冷やかしたりと
時間ギリギリまで娑婆の空気を満喫していた
そんな時にふと見つけたのが冒頭のたいやき屋だった
家族数人でやってる様な小さな店だが
いつも店頭には列が出来ていた
焼き場にとびきりの美人を発見
そこのお嫁さんと思しき30代半ばの女性
日本人離れした顔立ちで
私たちは密かにオリビア・ハッセーと呼んでいた
映画「ロミオ&ジュリエット」のヒロインで
布施明の奥さんだった事もある女優だ
彼女が黙々と働いている姿を見て
お姑さんに苛められてはいないか
傍らに居るのが旦那さんなのか
色々想像を張り巡らせていたのだ
それにしても此処のたいやきは美味しい
昼食を済ませた後なのに
私は3個くらい食べる事もあった
でもその頃はジムにも通っていたので
多少食べてもへっちゃらだったのである
四谷を訪れる事は殆どないけれど
まだあのお店はあるかしら
オリビアも相変わらずの美貌かしら…
昔から大好きなおやつだ
四谷の設計会社でバイトしていた時に
よく通ったたいやき屋を思い出す
昼休みの食後に甘いものが欲しいと
文化放送近くのその店へ足を延ばすのだ
ガラス張りの店頭でたいやきを焼く所が見られるこの店は
いつも近所の主婦や会社のOLなどで賑わっていた
店の横のスペースがイートインになっており
小さなテーブル席に腰掛けて焼き立てを頬張るのだ
ゲイの友達Hの紹介で入った設計会社
私はシノハラさんと言う初老のオジサンのアシスタントで
いつも報告書の文面をワープロで打っていた
私とHはバイトなので
事務の女や一部の社員からは差別される事が多かった
「あいつら何だかキモいよな」
「こないだエレベーターホールで
あの人たちがオネエ言葉で○○さんの
悪口を言っていたわよ」
でも時給が悪くなかったのと残業も殆どないので
何とか続いたのだと思う
事務所内で浮いていた私たちは
昼休みになると即座に外へ出た
食事を済ませた後、本屋を覗いたり
ディスカウントショップを冷やかしたりと
時間ギリギリまで娑婆の空気を満喫していた
そんな時にふと見つけたのが冒頭のたいやき屋だった
家族数人でやってる様な小さな店だが
いつも店頭には列が出来ていた
焼き場にとびきりの美人を発見
そこのお嫁さんと思しき30代半ばの女性
日本人離れした顔立ちで
私たちは密かにオリビア・ハッセーと呼んでいた
映画「ロミオ&ジュリエット」のヒロインで
布施明の奥さんだった事もある女優だ
彼女が黙々と働いている姿を見て
お姑さんに苛められてはいないか
傍らに居るのが旦那さんなのか
色々想像を張り巡らせていたのだ
それにしても此処のたいやきは美味しい
昼食を済ませた後なのに
私は3個くらい食べる事もあった
でもその頃はジムにも通っていたので
多少食べてもへっちゃらだったのである
四谷を訪れる事は殆どないけれど
まだあのお店はあるかしら
オリビアも相変わらずの美貌かしら…