ヒマな木曜日だった
お腹の調子もまだ回復していない
一応クスリを飲んで様子を見ている
今朝は定時に閉店したので
始発に乗る事が出来た
小田急に乗り換えた時
3人がけの席に腰掛けた
昨日買った「週刊文春」を読みふけっていると
途中の駅から
ドデカイ男が乗ってきた
携帯をずっとイジっている
そして私の一つ置いた隣に腰掛けた
自分の部屋のソファーでくつろぐように
2人分の席を占領していた
とにかくデカイので
私に体が当たりそうな勢いだ
“やだな~、このデブ”
気にしないようにしても
視界に入ってくるのだ
景色でも見て気を紛らせようと
顔を上げた途端
一瞬ドキッとした
正面には
アラブ系の男
すぐそばのドアの前には
細身のスーツに身を包んだ
黒人が2人
大きなスーツケースを床に置いていた
小田急線は黒人の乗車率が意外と多い
大袈裟なようだが
ニューヨークの地下鉄に乗ったのかと
錯覚するような時もある
まさか隣のデブも…
チラ見したら
黒人だった
こう言う時は緊張する
彼らは単なる乗客なのだろうが
私はまるで囲まれたような気になって
心臓バクバクである
意を決して次の駅で降りる事にした
始発に乗った意味がないが
これ以上この場に居られない
ドアが開いた
何と周りに居た黒人たちも降りるのだ
うそ~、やめて~
私は小走りに隣の車両に移った
彼らが追ってくる事はなかったが
勝手な妄想で朝から余計に具合が悪くなったのである
お腹の調子もまだ回復していない
一応クスリを飲んで様子を見ている
今朝は定時に閉店したので
始発に乗る事が出来た
小田急に乗り換えた時
3人がけの席に腰掛けた
昨日買った「週刊文春」を読みふけっていると
途中の駅から
ドデカイ男が乗ってきた
携帯をずっとイジっている
そして私の一つ置いた隣に腰掛けた
自分の部屋のソファーでくつろぐように
2人分の席を占領していた
とにかくデカイので
私に体が当たりそうな勢いだ
“やだな~、このデブ”
気にしないようにしても
視界に入ってくるのだ
景色でも見て気を紛らせようと
顔を上げた途端
一瞬ドキッとした
正面には
アラブ系の男
すぐそばのドアの前には
細身のスーツに身を包んだ
黒人が2人
大きなスーツケースを床に置いていた
小田急線は黒人の乗車率が意外と多い
大袈裟なようだが
ニューヨークの地下鉄に乗ったのかと
錯覚するような時もある
まさか隣のデブも…
チラ見したら
黒人だった
こう言う時は緊張する
彼らは単なる乗客なのだろうが
私はまるで囲まれたような気になって
心臓バクバクである
意を決して次の駅で降りる事にした
始発に乗った意味がないが
これ以上この場に居られない
ドアが開いた
何と周りに居た黒人たちも降りるのだ
うそ~、やめて~
私は小走りに隣の車両に移った
彼らが追ってくる事はなかったが
勝手な妄想で朝から余計に具合が悪くなったのである