おかまのよろめき

現役おかまのお店日記&趣味のはなし

酔っ払いバンコ

2009-01-20 14:59:51 | Weblog
15分前にバンコと一緒に帰ったセイちゃんから電話

店に忘れ物でもしたのだろうか

「彼女が寝ちゃって起きないんだよ」

お酒を飲まないので、車で来ていたセイちゃんは

帰る方面が一緒だからとバンコを乗せて行った

ウトウトしている彼女に運転しながら

話しかけて眠らせないようにしていたらしいが

10分もしない内に爆睡したそうだ

途中のコンビニの駐車場に車を停めて

彼女が目を覚ますのを待っていると言うセイちゃん

そう言えばバンコは以前にもこんな事があった


速水のパパがショーパブのディナーショーに誘ってくれた

誰か女の子も一緒に連れておいでと言うので

ヒマそうなバンコに連絡を入れたら

即座に「是非行きたい」と返事が来た

当日バンコはウイスキーのロックやらワインやら

チャンポンしまくりでかなり飲んでいた

パパはディナーショーの後、更にオカマのハシゴを提案

私は休みだったが疲れていたのでここでお別れする

バンコはまだまだ飲み足らないので喜んでついて行った


新宿のショーパブへ行く前に何処かのラウンジへ立ち寄った2人

バンコはそこでも酒をガブ飲みしていたらしい

その後ショーパブで華麗なパフォーマンスに酔いしれた

時間も遅くなりタクシーを停めて彼女を送ろうとすると

「電車の方が良い」とバンコが言った

千鳥足で新宿駅まで歩いて中央線に乗る

当然席は埋まっていて2人は吊り革に摑まっていた

その内にバンコは睡魔に襲われたようで

身体が大きく前後左右に揺れ始めた

彼女の前に腰掛けている男性が見かねて席を譲ってくれたそうだ


腰掛けた途端、さらに深い眠りに落ちたバンコは

隣の男性の肩に頭を乗せていた

パパがバンコを起こそうとするがまるでダメだ

仕方なく彼女の頭が男性の肩に当たらないように

手でガードするしかなかった

傍から見てるとかなり滑稽な様子だが

パパにしてみれば冷や汗モノだったろう

強引にでもタクシーに乗せれば良かったと

後悔したそうだ


下車駅に近付いた

バンコを何とか起こそうとするが

相変わらず爆睡中だ

電車が停車しドアが開いた

寝ぼけ眼のバンコに肩を貸しながら

出口に向かうパパ

発車のメロディーが鳴り響いている

慌てて電車から彼女を降ろそうとした途端

バンコがバランスを崩してホームに転倒

たまたま近くに居た駅員が何事かと近付く

バンコは幸いにも膝を擦り剥いただけで済んだが

パパはすっかり酔いも醒めて

彼女をタクシーに乗せ見送ったそうだ

後日バンコにその話をすると

まるで覚えていないと言う

いつもこの調子なのだ


セイちゃんはコンビニの駐車場で

イビキをかいて爆睡している彼女を

何とか起こそうと必死だったろう

「とにかく起きるまで待ってるよ」と優しい

それから20分位してまた電話だ

「やっと目が覚めて今彼女の家まで送ったから」

良かった、ホントに迷惑かけてゴメンナサイ

きっとバンコは何も覚えちゃいないだろうけど…















コメント
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