いつ行っても何かしら咲いている四季彩の丘。
さて、遠目にも白く見えるあの花は・・・やっぱりガウラ!
和名はてっきりハクチョウソウだと思っていたら、ヤマモモソウというそうです。
北米原産、アカバナ科ヤマモモソウ属。
ちなみに、ハクチョウソウは白鳥草だと思っていたら、白蝶草でした。確かに蝶のように見えます。
さて、他には・・・あ、ニゲラ(キンポウゲ科クロタネソウ属)の花が終わって実になっていました。
実を包む網は苞、青や白の花弁のように見えたのが萼片だったそうです。
和名のクロタネソウの由来となった黒い種はバニラの香りがするそうで、興味津々。
近所の道草になっている実が熟したら、ぜひ持ち帰って確かめてみようと思います。
他にもホソバハルシャギクなどの花はありましたが、天気が良すぎて写真が撮れず・・・
水草ゾーンには、もうハンゲショウ(ドクダミ科ハンゲショウ属)が咲いていました。
半夏生(7月2日頃)に咲くからハンゲショウと名付けられた・・・というのに、ひと月も早いですね。
葉は青々して、まだ半化粧(半分白い)の葉はあまり見られませんでした。
こちらはポンテデリアの仲間(ミズアオイ科ポンテデリア属)
綺麗な花ですが、この名前を聞くとなぜか〇スタードーナツのポンデリングを食べたくなります。
スイレンを期待していたのですが、咲いてはいたもののアップで見るとどれも花弁が新鮮じゃない・・・
なので、遠目で。
去年も見た、オオミツルコケモモ(ツツジ科スノキ属)。
北米原産で、栽培もされ、赤い実はジャムやジュースに加工されるそうです。そう、クランベリーです。
満開のタイムの仲間(シソ科イブキジャコウソウ属)
この辺り、一応有用植物コーナーだったのでしょうか?
そしていつも変わった植物がみられる、希少種エリアですが、今回見たのは・・・
え~、なんでギシギシが生えてるのって一瞬思ったこの植物。
こちらは京都の貴船で発見されたキブネダイオウ(タデ科ギシギシ属)
ほら、ギシギシの仲間(笑)
でもこちらは日本固有種で京都他一部の地域だけに分布する貴重な種類。
キブネダイオウは自生地では絶滅寸前、外来種のエゾノギシギシと交雑するそうで、まさに危機的状況。
京都府立植物園では京都大学と共同で、純血種の個体増殖を進め、将来的には自生地に戻したいと考えておられるそうです。
(京都府立植物園絶滅危惧植物図鑑No.2より)
恐れ入りました・・・
葉は普通のギシギシとそっくりですが、実?はかなり違って素敵でした。
自生地が戻るといいですね。
【撮影:2020/6/5 京都府立植物園】