梅雨入りですね~
あんなにカンカン照りだった日がウソのようです。
梅雨と言えばアジサイ。生態園のヤマアジサイも、一足早く綺麗に咲いていました。
でもこの後、他のエリアを一回りして戻ってくると、暑さにやられてクタっと下を向いていました。
アジサイは快晴には似合わないです・・・
さて、今日の話題はそれではありません。
長年通い詰めた生態園ですが、今回初めて花を目撃したハナミョウガ(ショウガ科ハナミョウガ属)。
なんとも不思議な形をしています。でも終わりかけなのでしょうか、残っていた花はこの2輪だけ。
別の場所にもう少し沢山花が咲いていました。
鮮やかな紅色! ハナミョウガは本州関東以西と四国、九州の山林の下に自生するそうですが、
鮮やかな赤みに、見た人はだれもがドキッとするんだそうです。
花の構造がちょっと変わっているので、調べてみたのですが文字で解説を読んでも分かりません。
一つ言えるのは、ちゃんと秋になると実をつけることくらい。
でも何もない林下ではこの赤い色はよく目立ちますよ~
ヤブミョウガの葉とも少しだけ近いものがありますね。
さて、ここからあとは生態園駆け足コースです。
大人気だけど、写真が上手く撮れたためしのないキョウカノコ(バラ科シモツケソウ属)。
華やかな色と姿は訪れる人に大人気。
まだ蕾も多数あります。
こちらは同じように細かい花が集まって一つの花のように見えます。
ノダケ(セリ科シシウド属)です。ちょうど花の旬の時期でした。
こんなに濃い赤紫色の花を見たのは初めてかも・・・
雄性先熟の花ですが、この写真は葯から沢山の花粉が出ているので、雄性期ですね。
ここからはキク科3点セット。
まずはかなり前から咲いているミヤマヨメナ(キク科シオン属)。
春に咲く野菊の中まで、ご存じミヤコワスレはミヤマヨメナの園芸品種です。
監視カメラのある希少種ゾーンで咲いていたシンジュギク(キク科シオン属)。
見た目には、少し小さめの白いヨメナのような感じですが、日本固有種で、近畿以西と四国のみに分布する希少な種類。
シンジュギク(真珠菊)の他、シュンジュギク(春珠菊)の別名もあり、初夏の山で見たら結構感動するかもしれません。
そして背高ノッポに大きな黄色い花を咲かせるハンカイソウ(キク科メタカラコウ属)。
メタカラコウの仲間と聞いて、なるほど納得です。
ちなみに漢字で書くと、「樊噲草」。コピペしました(笑)
勇壮な姿を、漢の武将の樊噲(劉邦の家来)に例えたとか。
何もないかと思っていた植物生態園、結構楽しめるじゃないですか~
まだ続きます!
【撮影:2020/6/5 京都府立植物園】
もう終わりかけになりましたが、5月末頃から6月初めにかけて、京都のスーパーではどこでも実山椒を売っています。
それも小さいパック入りだけではなく、どう考えても多いやろ!と思うほど大きな箱まで・・・
私の実家でもこのシーズンになると、大量に実山椒を母が買ってきて、母・姉・私の3人でせっせと実を外したものです。
いったい何のために実山椒を買ったかというと、山椒の実の佃煮を作るため。
特にわが実家では何の添加物も入れず、ひたすらお醤油で炊いていたという記憶があります。
そのためか、舌がしびれるほど辛く、何年も傷むことなく食べ続けていました。
結婚後も何度か山椒の実の佃煮を作りましたが、いかんせん食べるのは私一人。
ついに2003年を最後に作るのをやめてしまいました。
で、つい先日たまたま買い物に行った先で見かけた青山椒。しかも結構お安い!
ついつい、17年ぶりに衝動買い・・・
そうだ、これでちりめん山椒を作ろう!と思い立ち、ク〇〇パ〇ドなど参考に早速調理~
<材料> ちりめんじゃこ 200g(近所のスーパーのバーゲン品)
山椒 1袋
日本酒、白だし、しょうゆ、みりん
<作り方>
1)山椒は枝に数個ずつ付いた状態なので、それを1つずつバラバラにします。あくが強いので、水に放ちながら作業。
少しくらい枝が付いていてもOKですよ。
この作業に一番時間がかかります。手に強烈な匂いが付くので、薄い手袋をしながらの方がいいかも。
実は少しこの状態でさらしてあくをとります。
一度煮てあくをとる人もあるようですが、私は辛いのが好きなのでこのまま。
(左:作業開始、右:作業終了)
2)ちりめんじゃこは熱湯に短時間漬けて、塩分を取っておく。そのあと、ざるに上げて、水気をきります。
3)鍋にちりめんじゃこと山椒カップ1/2杯程度(お好みで増減)入れ、ひたひたになるくらいの日本酒と、調味料(白だし、お醤油、みりん)を適量入れて火にかけます。
適量と書いたのは、元のちりめんじゃこの塩分によって調味料の量が変わるので。甘い目が好きな人は、みりん多めで。
4)焦がさないように注意しながら水分を飛ばしたら出来上がり。山椒はすっかり茶色っぽくなっています。
5)この状態ではまだまだソフト。もう少し堅いのが好きな人は、お皿に広げて天日に干せば、いい感じになるそうです。
でも私は面倒なので、お皿に広げて焦がさないように電子レンジでチンして、水分をとばしました。(写真撮るの忘れました)
一度に食べられない分は冷凍します。
いかがでしょうか。超いい加減な作り方ですが、まあまあ食べられますよ。
ちなみに、残りの山椒は少し湯がいて冷凍しました。これでいつでも追加が作れます^o^v
注)私はちりめん山椒といえば、このタイプしか知らないのですが、検索するとお醤油で甘辛く煮るタイプもあるようです。
普通京風というと、色が付かないタイプのようですが、味付けはお好みで・・・