先日私家版週刊植物園を作ろうと思って見事にコケてしまいました。
なにしろ、なつみかんは生態園命!なので、それ以外の場所を紹介しようとする方が無謀ですよね。
その時に見た花たち、せっかくなのでいつものように何回かに分けて見ていただこうと思います。
最初はマニアックなところでビックリしたこちらです。
生態園で一番目立っていたノカンゾウ!
イメージ的にはもう少し明るいオレンジなのですが、ここ植物生態園ではほとんどこの色。
花が大きくて、目立つ色なので、訪れる人は大きな一眼レフの人も、スマホの人も一様にシャッターを切っていました。
今回投稿するためにノカンゾウの学名を確認したところ、なんと、ススキノキ科からツルボラン科に・・・
ツルボラン科って何?
元々ノカンゾウはユリ科でしたが、植物分類がAPG分類に変わった時、ススキノキ科に。
(間違ってワスレグサ科と書いていました。これは、属の名前でした。nakimoさん、ありがとうございます!)
それが2016年、再度変更になり、今はツルボラン科だそうです。
ツルボだのランだの言われても、私としてはユリ科が一番しっくりくるのですが・・・
ちなみに花言葉は「悲しみを忘れる、愛の忘却」など。
これは別名のワスレグサから来ていますよね。
花弁は6枚、ユリ科と同じですね。
上の3枚は色が濃く、このような個体はベニカンゾウとも言われるようです。
他の場所には、普通の(明るいオレンジ色の)花が沢山咲いていました。
で、このノカンゾウ、学名はHemerocallis fulva var. angustifolia であり、ヘメロカリス属の一種です。
今回四季彩の丘でイチオシしていたのが、このヘメロカリスの仲間。
シックな紫から、明るい黄色の八重まで色々。
(品種名;ラズベリー・ピクシー) (品種名:ダブル・キューティー)
(品種名:スプラッシュ) (品種名:スーザー・ウォン)
今が旬なんでしょうね。
ラズベリー色の花は結構綺麗でした。
最後は今回はまだ咲いていなかったヤブカンゾウです。
(この写真は7月中旬に宇治市植物公園で撮ったものです。)
京都府立植物園でもあとひと月くらいで下の写真のようにヤブカンゾウが主流になるかもしれませんね。
以上、何の掘り下げもない、ノカンゾウ特集でした!