なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

会いたかった蛍袋・駒繋・七実の木~宇治川bi-weekly散歩200606(前編)

2020-06-17 05:30:48 | 植物

5月下旬に宇治川上流散歩に行ったとき、蕾が付いていました。
そのうち、他の方の投稿でも花を見かけるようになり・・・
やっぱり見に行こう!
というわけで、6月上旬の土曜日、2週間ぶりの宇治川上流散歩に行ってきました。
その植物は・・・


そう、ホタルブクロ(キキョウ科ホタルブクロ属)です。
それほど珍しくはないのですが、やはり自生の花を見かけると気持ちが浮き立ちます。
蛍を入れて遊んだことが名前の由来だそうですが、純白の花に蛍を入れたら美しい灯りになりそうですね。


もう一つ期待していた花、こちらも咲いていました!


吊り橋の左岸たもとに沢山自生するトウコマツナギ(マメ科コマツナギ属)です。
コマツナギの花にそっくりですが、普通のコマツナギがまるで草本のように小さいのに比べ、こちらは完全に「木」。
中国原産で元々道路法面の緑化などのために植えられたそうですが、ここの木がどういう由来なのかは不明です。


今年初めて右岸の方にも木を見かけました。結構分布を広げているようですね。
別名、キダチコマツナギ。
下の写真の右下に小さく見えている茶色のが去年の実です。


そして、今回ひょっとしてと見に行ったらドンピシャ、咲いていたのがこちら。

え~、何、この可愛い花。もうちょっと寄ってみました。


かわゆらしいピンクの花束のようです。
でも一つ一つの花は、モチノキ科の花にそっくり。
それもそのはず、この木はナナミノキ(モチノキ科モチノキ属)。静岡以西に分布する雌雄異株の常緑高木です。
上の花のように花付きがいいのは珍しく、大抵はこんな感じで咲いています。
雌花が咲いているので、この木は雌株ですね。


ナナミノキは葉がクロガネモチなどと似ているので花の時期以外では分かりにくかったのですが、
花を見たら一目瞭然です。
クロガネモチが普通のクリーム色の花なのに対して(下の写真)、ナナミノキの花は赤紫色です、

(クロガネモチ 2016/5下旬 山田池公園にて)

宇治川沿いには特に沢山木があるようで、花が終わると一面ムラサキのじゅうたんになります。
雨じゃなかったら見に行きたかった~


庭木などにもなるそうですが、放置するとすごく背が高くなります。
おそらく宇治川畔に生えている木も見上げると首が痛くなるような高木が多いようです。

今の時期楽しみにしていた、ホタルブクロ、トウコマツナギ、ナナミノキの3種類ともに花を見ることができました。
これが来週行ったときどう変化しているのか楽しみです。

【撮影;2020年6月6日 宇治川】

コメント (12)
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