後編は、宇治川沿いで見た木の実、木の花です。
1時間弱しかいなかった割には、結構咲いていましたよ~
ムラサキシキブ(シソ科ムラサキシキブ属)
なんだか木本のシソ科って不思議な感じです。
さすが源氏物語宇治十帖の舞台だけあって(笑)、この辺りはムラサキシキブの木が多いです。
ヒメコウゾ(クワ科コウゾ属)
知らない頃は見ても気づかず、一度目につくとあちらにもこちらにも・・・の典型。
この時期、キイチゴのような赤い実をよく見かけます。
低山地の林縁に自生・・・まさにそんな場所に生えています。
ご存じ、和紙の原料になるコウゾは、このヒメコウゾとカジノキの雑種だそう。
ヒメコウゾは和紙にならないのでしょうか。
林縁のある場所を離れ、川側の歩道を歩きます。いつもと様相の異なる川・・・
こちら、同じ場所の5月下旬の様子です。
これでもダムを一か所放流しているので、川の水は多い方・・・のはず。
(2020/5/23)
そんな川辺には今アカメガシワ(トウダイグサ科アカメガシワ属)の花が満開です。
荒れ地に一番に生えるパイオニア植物だけあって、そこら中に生えています。
雌雄異株で、こちらは雌株。
花のアップ。
こちらは雄株。
ぼんぼりのような蕊だらけの花が可愛いです。
この間も登場したトウネズミモチ(モクセイ科イボタノキ属)の花。
匂いはともかく、咲き始めは純白で綺麗です。
5月に満開になっていたウツギですが、何やらウツギに似た花が咲いていました。
でも葉が細く明らかにウツギと違います。何ウツギ?
そんなこと知~らない! ヒメコウゾの実食べてるんだもーん
そろそろ8時を過ぎました。9時までに戻らないと仕事に間に合いません。
速足で歩いていると、遠くに見えてきたのは・・・
ネムノキ(マメ科ネムノキ属)!!
自然の中で生き生き咲いている花は、街路樹になっているネムノキより綺麗に思えます。
まあ、タイミングだけかもしれませんが(笑)
やっと吊り橋に戻りました。駐車場まであと少しです。
6/23現在、そろそろ放流も収まってきたころです。
また来週くらいに出かけたいと思います。
【撮影:2020/6/15 宇治川】