なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

木の実、木の花~宇治川weekly散歩200615(後編)

2020-06-23 05:17:47 | 植物

後編は、宇治川沿いで見た木の実、木の花です。
1時間弱しかいなかった割には、結構咲いていましたよ~

ムラサキシキブ(シソ科ムラサキシキブ属)
なんだか木本のシソ科って不思議な感じです。
さすが源氏物語宇治十帖の舞台だけあって(笑)、この辺りはムラサキシキブの木が多いです。


ヒメコウゾ(クワ科コウゾ属)
知らない頃は見ても気づかず、一度目につくとあちらにもこちらにも・・・の典型。
この時期、キイチゴのような赤い実をよく見かけます。
低山地の林縁に自生・・・まさにそんな場所に生えています。

ご存じ、和紙の原料になるコウゾは、このヒメコウゾとカジノキの雑種だそう。
ヒメコウゾは和紙にならないのでしょうか。


林縁のある場所を離れ、川側の歩道を歩きます。いつもと様相の異なる川・・・


こちら、同じ場所の5月下旬の様子です。
これでもダムを一か所放流しているので、川の水は多い方・・・のはず。

(2020/5/23)

そんな川辺には今アカメガシワ(トウダイグサ科アカメガシワ属)の花が満開です。
荒れ地に一番に生えるパイオニア植物だけあって、そこら中に生えています。
雌雄異株で、こちらは雌株。

花のアップ。


こちらは雄株。


ぼんぼりのような蕊だらけの花が可愛いです。


この間も登場したトウネズミモチ(モクセイ科イボタノキ属)の花。
匂いはともかく、咲き始めは純白で綺麗です。


5月に満開になっていたウツギですが、何やらウツギに似た花が咲いていました。
でも葉が細く明らかにウツギと違います。何ウツギ?


そんなこと知~らない! ヒメコウゾの実食べてるんだもーん


そろそろ8時を過ぎました。9時までに戻らないと仕事に間に合いません。
速足で歩いていると、遠くに見えてきたのは・・・
ネムノキ(マメ科ネムノキ属)!!


自然の中で生き生き咲いている花は、街路樹になっているネムノキより綺麗に思えます。

まあ、タイミングだけかもしれませんが(笑)

やっと吊り橋に戻りました。駐車場まであと少しです。


6/23現在、そろそろ放流も収まってきたころです。
また来週くらいに出かけたいと思います。

【撮影:2020/6/15  宇治川】

コメント (13)
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