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夏木広介の日本語ワールド

駄目な日本語を斬る。いい加減な発言も斬る。文化、科学、芸能、政治、暮しと、目にした物は何でも。文句は過激なくらいがいい。

電子部品を使うと壊れやすいのか

2009年09月25日 | 暮らし
 テレビが壊れた。電源は入るのだが、絵と音が出ない。すぐにスタンバイになるかそのままか、どちらにしても見られない。テレビは結構うるさいから、たまにはラジオもいいか、と携帯ラジオを持ち出したが、音が悪い。せっかくのFM放送なのに。テレビの音声も入るが、テレビは絵で勝負しているから、音だけ聞いたってちっとも面白くない。時には絵がまるで生きておらず、音だけの方がずっと素晴らしい番組もあるが。
 そしてあきらめずにそのままテレビを付けておくと、突然絵と音が出たりする。すぐに出る時もあれば、2時間経っても駄目な時もある。どうしても、と言うような番組は皆無だから、困りはしないが、テレビのある生活に慣れ切っているから、なんとなく寂しい。
 99年製なのにと言うと、息子はそんな古いの、と言うが、昔はもっとずっと長持ちしたもんだ。東京オリンピックの時のカラーテレビが今も使えるとの話を聞いて、それを息子に話したが、そんな話が通用するはずが無い。第一、東京オリンピックが分からない。私はこれでカラーテレビは3台目だ。と言うと、みなさん、えっ! よくそんなに持つねえ、と感心する。そんなに我が家は物持ちが良いのだろうか。確かに、電機洗濯機は結婚してからまだ2台目だし、冷蔵庫も2台目だ。これらも壊れたからではない。もっとも2台目の冷蔵庫は製品的な欠陥があったらしく、メーカーが新しい別の製品と交換してくれたから、3台目ではあるが。最初のテレビは色が悪くなって、二度目は大きいのに買い替えてで、壊れたからではない。しかし今度は完全に壊れている。
 今時は修理代がとても高いから、10年経っている事だし、ブラウン管だし、大型の液晶に買い替えよう、と言う事になった。でも、ほかになんにも悪くないのに、電源が入らないなんて。昔はこんな変な悪くなり方なんて無かったと思う。

 私は物持ちが良いから、今もベータのビデオデッキが健在である。レコードプレーヤーも健在。調べたら、ビデオデッキは1985年製。レコードプレーヤーは1981年製だ。仕事場で見ているテレビは1986年製だ。
 けれども、その後に買ったVHSのデッキは2台ともとっくの昔に壊れたし、最近買ったカラープリンターも壊れている。MOも3台ある内の2台が壊れている。ハードディスクを簡単に入れ替えられるJAZドライブも、Jipドライブも壊れている。
 最近の製品は性能が良く、価格は安く、軽く、とても使い勝手はいいのだが、とにかくかなり簡単に壊れてしまう。それだけ精密になっているのだろうとは思うが、素人が手を出せないから困る。昔は扇風機が回らなくなった、なんて言うと、工具を持ち出して直したりしたものだ。しかし現在では基板が駄目になるとかで、素人には手が出せない。それならそれでもっと丈夫な製品を作って欲しいと思うのだが、勝手な思いだろうか。

スーパーのレジで感心した

2009年09月22日 | 暮らし

 スーパーのレジで私は並んでいた。昼間なのでそれほど込んではいない。レジの半分は休止になっているが、行列は短い。行列が長くても、一人一人の籠の中に買った物が少なければ、回転は速い。短くても、大量に買い込んでいる人の後ろに付けば、延々と時間が掛かる。もっとも、レジの係員の能率にも大きく影響される。それと支払いにひどく時間の掛かる人が居る。なぜか財布の中からなかなかお金が出て来ないのである。お金が無いのではない。小銭を選ぶのに時間が掛かっているのだ。何でそんなに時間が掛かるのかと不思議に思うくらいにのろのろとしている。計算が出来ないのか。自分で選べなければ、レジの店員に財布の中身を見せて、取って下さい、と言えば、それこそ店員は素早く正確に必要な小銭を選び出してくれる。

 その日はそんな事は無かったが、休止していた隣のレジに店員が入った。思った通り、レジが開いた。多くの店では、レジの店員が無造作に「お待ちの方」と呼び掛ける。すると長い列の最後尾に付いていた人々がわっと群がる。同じお待ちでも、ずっと待っていた客ではなく、つい今しがた待ち始めた人々である。それはそうだ。列の中程に居る人が簡単に動ける訳が無い。
 そのたびに、私は何て不公平な事やるんだ、と怒りが込み上げる。フォーク並びが普及したのは不公平さが是正されるからだ。ところが、その日のレジは隣のレジの次に並んでいた人に「お次の方」と声を掛けたのである。幸い、それほどの列ではなかったから、隣のレジへの移動は割とスムーズに行った。私はその店員に「素晴らしいやり方ですね」と声を掛けた。
 言わずもがなかも知れないが、きちんと客は見ているんだ、とのアピールは大切だ。仕事が的確で速い人にはそれなりに言葉を掛ける事も大切だと思う。店と客とは単に物とカネを交換しているだけではない。
 客は店が良い品を安く取り揃えている事に感謝し、店は客が見る目を持っている事に感謝する。それが店と客との関係だ、と私は思っている。
 甘っちょろい、と言われてもひるまない。そうした関係にある店が繁盛しているのだと思っている。損して得取れ、と言うではないか。儲け心が見え見えになれば敬遠されてしまう。店も客も真剣勝負をしているのだ。

 笑うかも知れないが、私はよく行く4店のスーパーでは、それぞれにお気に入りのレジ係を持っている。ざっと見渡して、お気に入りの店員の居るレジに並ぶ。多少列が長くたって構わない。笑顔が良くて、仕事が的確で、速くて、そして親切なのである。同じ商品を10個買った人が居る場合、普通は一つのバーコードを読み取り、それに買った個数を掛ける。ところが、それを一つずつバーコードを読み取らせたレジが居る。自分の頭を使わず、機械にやらせるのだから確実で楽なのかも知れない。だが、それを見ている客の身にもなってくれ。
 こうしたレジは論外で、多くはバーコードを読み取った品物を籠に戻す、その戻し方が品物に対して優しい。レジ係が袋に詰めてくれるある小さなスーパーで、男子店員が軟らかいパンの上に重い砂糖を乗せた。品物に優しくないなら袋に詰めてなんかくれるな。自分でやる。
 別にきれいで若い女性に目を付けているのではない。青年でもおじさんでもおばさんでも、誰だっていいのだ。私がレジ係に描いている理想に近ければそれで良いのである。

ファックス付き電話機を急遽買った

2009年09月17日 | 暮らし
 大型のコピーとファックス兼用のビジネス機を、相当長く使って来たので、リース契約を解除した。自動送りでのコピーに筋が入るのである。一度直してもらったのだが、また駄目になった。自動送りでコピーが出来ないのなら持っている意味が無い。大きいのが邪魔にもなっていた。で、次の機械を買う予定だったのだが、選定に迷いが出てしまってまだ買っていない。だからフッァクスとコピーが出来ない。まあコピーはほとんど取らないし、自分で作った印刷物のコピーなら、印刷時に複数取れば良い。ファックスはほとんど来ない。
 と思っていたら、急な校正の仕事が入って、宅急便で送れば良いかと考えていたら、それでは間に合わないと言う。コンビニでファックスが送れるから、費用は持ちますから、と言われたが、1枚50円で70枚以上送らなければならない。こちらの不都合で3500円も負担をかける訳には行かない。それに請求もしにくい。
 そうだ、先日リサイクルショップでファックスの付いた電話機を安く売っていた。で、急遽買った。B4まで送れるから当分は間に合う。現在の電話は子機が付いていないから、仕事場で電話が鳴ったら急遽駆け付けなければならない。そんなに広い家ではないから、たいていは留守電になったところで電話に出られるが、そのたびに走らなければならない。
 それが、子機付きだから走らずに済む。ファックス、コピー、プリンター、スキャナーの四つの機能が付いたカラーの機械を買う予定だから、そのうちファックスは要らなくなるのだが、急場に間に合わせるためには仕方がない。

 先方からはPDFで送られて来るから、それを印刷して校正するのだが、PDFに校正をしてメールで送る事も出来る。それで両方を使って何とか間に合わせる事が出来た。こうしてみると、普段から、どこで何を幾らで売っているのか、と言う情報も持っていると役に立つと実感した。そのリサイクルショップは3日前、たまたま通りがかって、普段なら通り過ぎるのだが、どうしてか気になって入ったのだ。そしてカラープリンターやこのファックス付き電話機、VHSとDVDの複合機などが有るのを見た。
 時々、こうして先方から私に呼び掛けて来る事がある。だからそうした時は拒まずに素直に従う事にしている。今まではたいてい良い事ばかりだったが、事故のお招きなんかは嫌だよ。それも日頃からの心掛け次第なのかも知れない。明るい事ばかり考えている人には闇は近寄って来ないと言う。

素人に負けたプロ。自転車屋での話

2009年09月15日 | 暮らし
 捨てると言う自転車から、新品同様とも言えそうな前籠をもらった。私のは20インチの折り畳み自転車なので(一度も折り畳んだ事は無いが)籠も小さく、錆びていて、しかもハンドルからぶら下げる方式なので安定が悪い。さて、取り付けようとしたら、支柱のボルトでとめる穴が小さくて入らない。鉄やすりは持っていない。息子に相談したら、電動ドリルで穴を大きくしてくれると言う。私には危なくて出来ないと言う。
 で、やってもらったのだが、結構大変だった。2時間以上は掛かった。無事に籠も付いて、ついでに油を注したり、点検をしてくれた。彼はバイクを改造したりするから、メカニックには強い。ブレーキが甘いのも指摘され、グリスが切れているから、バイク用の最高級のグリスを注しておいたよ、と言う。
 実はブレーキについては、つい先日、顔なじみの自転車屋で前輪のボルトを緩めてもらった時にも「もうブレーキも効きが甘くなっている」と指摘されていた。全体にもう寿命だね、との話である。だから、今度タイヤが駄目になったら買い替えようと思った。そして彼はブレーキには何もしてくれなかった。
 息子がグリスを注してくれたお陰でブレーキの甘さは無くなった。なんだなんだ、素人が出来て、何でプロが出来ないんだ。自転車屋は自転車に関してはそれこそ話し始めたら止まらなくなるくらい熱心な人だ。だから私も評価していた。それなのに、と思った。

 ブレーキは命に関わる。突然に効かなくなるのではなく、普段から甘いと知っていれば、それなりに対処は出来る。出来るがそう言う問題ではない。自転車屋とのやりとりは、私にとって勉強になったが、それ以上に大きな衝撃ともなった。

 プロと言えば、先日のスーパーストアでの話。
 平日の昼間、私はレジに並んでいた。客が少ないからレジの半分は閉じている。でもそれほどの混雑にはなっていない。と、隣のレジに人が入った。ははあ、と見ているとレジを開けた。普通なら、ほとんどの店が「お待ちの方」と声に出す。すると隣などの列の最後に付いていた人がさっとそのレジに並ぶ。前の方の人は動くに動けないのだ。
 つまり、次の人と言うのは、本当の次の人ではなく、最後の人なのだ。ずいぶんと不公平な仕打ちだな、といつも思っていた。ところが、その店のレジは、すぐ隣のレジの次に並んでいる客に声を掛けたのである。その後の列の移動はそれこそ情況に応じる。
 で、私もそのレジに並んで、精算の時に言った。さっきのあのやり方、とても素晴らしいですねと。彼女はちょっと照れたように、でも嬉しそうに反応してくれた。プロはこうでなくてはいけない。
 私は行き付けのスーパーではお気に入りのレジを決めてある。別に美人だとか若いとかではない。男性だって良いのである。仕事が丁寧で速くて客に対して思いやりがあれば。だから、少しくらいレジの列が長かろうと、そのレジに並ぶ。こちらは買う側のプロだと自負している。だから売る側もプロでなくては。変な話、私の買い物はそれこそ常に真剣勝負なのである。ああ、馬鹿馬鹿しいとの声も聞こえて来そうだが。

大型コピー機を処分したら、当たり前だが家の中が広くなった

2009年09月09日 | 暮らし
 長い事リースしてもらっていた大型コピー機を返した。連続コピーをすると縦に長い筋が入ってしまい、直してもらったのだが、すぐにまた駄目になった。それで嫌気がさした。百枚とかのコピーだから、手動で一枚ずつなど取っていられない。とっくに正規のリース期間が終わっていて、年間1万円で使えるのだから、コスト的には文句は無い。だが、モノクロでコピーとファックスだけの機能しか無いのに大型で場所を取るのも交換の理由だった。カラーでA3用紙が使えてコピー、プリンター、ファックス、スキャナーとして使える格安の製品がある。ただしレーザーではなく、インクジェットではあるが。
 で、新しい製品はまだ買っていない。だからコピーとファックスが出来ない。だが、考えてみると、最近ファックスはほとんど来ないし、送らない。すべてメールでのやり取りになっている。プリンターはモノクロだがA3の商業用にも使える高性能の物を持っているし、スキャナーもある。そして私のコピーはDTPで作った原稿のコピーだから、印刷する時に2部とか印刷すればそれで済む。カラー印刷は年賀状作成くらいだから、今の所、ほとんど困らない。
 なんだなんだ、あわてて新製品を買う事は無いじゃないか。そして買うつもりの製品の感想を読むと、多くの人がA3のスキャナーの魅力で買っている。私ももう少しじっくりと考えよう。
 
 大型コピーを返して良い事があった。当たり前だが、場所がとても広くなったのである。運び出すのに邪魔になるから、廊下に置いていた本棚をどかした。自分で高さを半分に縮めた物で、百科事典と大型の各種事典が入っている。それが仕事場の入口で廊下の突き当たりになる所に置いてある。
 これまた当たり前だが、どかしたら何と、廊下が広々とした。物理的にだけではなく、印象としてもものすごく広くなった。そこで、事典類を別の所に置く事にした。工夫をすれば、何とでもなる。そして百科事典はCDで別の社の物を持っているから、本の方は捨てても構わない。
 そうしたらとてもすっきりとした。心の中まですっきりした。物を捨てる効用は前から知っていて実行出来ないのだが、こうして劇的に変わる事を経験すると、やはり、前に進むしか無い。