眼を閉じたら
一つの風景が見えた
小高い丘
野の花が咲き乱れている
丘の下に広がる白い砂浜
果てしなく広い蒼い海
まぶたの奥の
一枚の絵は動かない
風もなく
草も海も動かない
丘の上に
寝そべって
ほお杖をついて
海を見ている私
少女のはずなのに
長い髪を束ねている後ろ姿の私
一枚の絵の中で
少女になった私には
時間もいらない
約束もいらない
何もいらない
何も
(azumi)
スプリング・エフェメラル
スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)とは、春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花の総称。春植物(はるしょくぶつ)ともいう。直訳すると「春の儚いもの」「春の短い命」というような意味で、『春の妖精』とも呼ばれる。
雪解け後に落葉樹林の林床で真っ先にカタクリやニリンソウなどが葉と茎を伸ばし花を咲かせる。その後枯れて地上部の姿が消える。
たとえば、早春の花として有名なカタクリは、地中深くに球根を持って越冬する。地上に顔を出すのは、3月中~下旬の雪解け直後。我が家の庭のカタクリはもう顔を出しかけている。本格的な春がくるころには葉のみとなる。葉も次第に黄色くなって枯れ、それ以後は地中の球根のみとなってそのまま越冬する。
カタクリのように、春先に花を咲かせ、夏までの間に光合成を行って地下の栄養貯蔵器官や種子に栄養素を蓄え、その後は春まで地中の地下茎や球根の姿で過ごす、という生活史を持つ植物が、落葉樹林の林床にはいくつもあり、そのため森林の林床は、春先にとてもにぎやかになる。このような一群の植物をスプリング・エフェメラルという。
スプリング・エフェメラルと呼ばれる植物は、いずれも小柄な草本であり、地下に根茎や球根を持っているほか、花が大きく、華やかな色彩を持つものが多い。小柄であることは、まだまだ寒い時期であり、高く伸びては寒気に耐え難いこととともに、花に多くを割いた結果とも考えられる。また、地下に根茎や球根を持つのは、気温も低く、光も強くない春先に素早く成長し、まず花をつけるために必要である。例外的にショウジョウバカマは、ほぼ同時期に花を咲かせるが、常緑性で、年中葉をつけている。
キンポウゲ科
キクザキイチゲ、ユキワリイチゲ、アズマイチゲ、イチリンソウ、ニリンソウなどのイチリンソウ属
ケシ科
エゾエンゴサク、ヤマエンゴサク、ムラサキケマン
ユリ科
カタクリ、ショウジヨウバカマ、ヒロハノアマナ、バイモ属(コバイモ類)
(以上引用文多し)
地中で栄養を蓄えていると聞けば、庭の落ち葉の下で、春を待ち望んでいる花たちの顔が浮かんでくる。
真っ先に花びらを開いたのがキクザキイチゲ。
花言葉「静かな瞳」「追憶」
開花が毎年同じ頃だ。
地中でまだじっとしている春の妖精たち。
眼を閉じたら、宮崎駿アニメ「借り暮らしのアリエッティ」の物語が、花の妖精たちといっしょに浮かんでくる。
想像しただけで、夢がたくましく広がる。
地中でじっとなんかしていないで、こびとや妖精たち、春の作業に忙しく動き回っているのだろうな。
キクザキイチゲ 2013・3・28
驚きました。
どちらのめぐみさんかな、なんて・・・
ちょくちょくご訪問いただいているようで、ありがとうございますm(_ _)m
今後ともよろしくお願いいたします。
優しそうな花 お似合いです 幸せですねー
雪消えが早くて驚きました 綺麗に雪が無くなって居ましたね
春が感じられます 待った春ですからねー \(^o^)/
昨日はお疲れ様。
北風小僧の勘太郎?が舞い戻ってきたようです。
寒の戻りでしょうか。
キクザキイチゲも身を縮めています。
子供たちが賑やかにしています。お疲れモードのようです。
今朝しばらくぶりに少し歩いてきましたが、雪がまた減少しています。待ち望んだ春です!