千艸の小部屋

四季折々の自然、生活の思いを、時には詩や創作を織り交ぜながら綴りたい。

秋山郷から奥志賀へ

2012年11月02日 | 日記


 平日なのに、秋山郷は観光客でいっぱいだった。
土産物店、休憩所には立ち寄らなかった。

 切明。
橋の下を流れるのは中津川。
雑魚川(ざっこがわ)は秋山郷から中津川となり信濃川に合流する。



 ふところに秋山郷を抱き、中津川を挟んで苗場山と対峙する山が鳥甲山(とりかぶとやま)である。



 上信越の山々。



 車を駐車して、名瀑大滝(おおぜん)まで歩く。20分くらいと聞いたからである。



 ブナ林を歩く。



 途中で景観が変わった。

 右下には雑魚川が流れている。渓谷である。途中、谷川のような支流がいくつもあった。木の橋を渡った。イワナらしき魚が泳いでいた。水も澄んでいた。




 危険防止のロープが。要注意。リハビリ中の私である。




 遊歩道になっているのだが、滝に降りる道は急勾配で、梯子にロープが渡してあった。
夫が下の方で、私の様子を窺っている。
ゆっくり、ゆっくりと歩を進める私。

 大滝(おおぜん)に到着。
(落差25M 幅10M)とある。
以前の私ではない。さすがに足が竦んだ。



 帰路がきつかった。
言葉は汚いが、
「コンチキショウ!」
「コンチキショウ!」
と、自分にかけ声をかけて山道を登った。
喉の渇きと、鼻の辺りまで血が上ってくる感覚。



 谷川の水を汲める場所があった。水筒に汲んで、水分補給をした。たくさん飲んだ。水がこんなにも美味しいとは。
勾配がない平地になったら、平常心に戻っていた。山登りとも、トレッキングとも言い難いのだが、あの疲れは何だったのだろう。やはり無理は禁物ということなのだろう。
平素の自己管理、自己トレーニングの重要性を再認識したことである。
20分では行けなかった。
ネットには40分と書いてあった。
私は、その倍かも。

 駐車場前のブナ林。
奥志賀、秋山郷の紅葉は今が盛りである。
来年はもっと足を伸ばして、志賀高原の秋を楽しみたいものである。



 車の往来が少なくなる時間帯、狸や猿が道路に出没して木の実などを食べていた。
山は本来、動物の住処がある場所だということを忘れてはいけない。

 夕陽も山を下る途中で見た。おぼろな秋陽が、心の目に残る。





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