公務員試験知能、教員採用試験数学解説

ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

中央値。2019年度奈良県教員採用試験小学全科2

2019-10-15 10:19:00 | 教員採用試験
次の資料は、あるクラスの児童20人それぞれが6月の1か月に図書館に行った回数の記録である。図書館に行った回数の中央値を、下の1〜5から1つ選べ。

①1.5回②2回③2.5回④3回⑤3.5回                   「中央値」とは、文字通り、中央の値です。奇数個のデータのときは問題なく中央値が見つかりますが、データが偶数個の場合はどうしましょうか?本問は、児童が20人です。                  数学では、こんなときは、少ない方(多い方からでも同じ)から10番目と11番目の平均を中央値とします。よって、
正解は、肢③です。なんだか、そのままですねえ。                  なお、この分野では、平均値、中央値(メジアン)、最頻値(モード)のどれが出題されるか、分かったもんじゃありません。                  平均値は大丈夫ですね。                  最頻値は、最も頻度が多い値ですから、本問の場合は2回です。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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9月の結果。僕の健康維持法。

2019-10-13 14:12:00 | 日記
よく、健康維持のために、何をしてますか?とかテレビとかでやってますが、僕は何もしていません。                  仕事に行っときゃあ自動的に健康維持対策になっているのです。                  僕は公務員試験や教員採用試験対策の予備校の講師なのですが、自宅が大阪なのに、なぜか京都校、京都校エリアでの講義が9割です。                  わざわざエリアというのには理由があります。学内講座というものがあるのです。                  大学生が、就職対策のために、それなりの勉強をしようと思えば、やはり予備校に通うことにもなります。大学で授業が終わったあと、予備校の夜間部に通うということで、交通費やら時間やら、かなり負担がかかってしまいます。(授業料が一番負担です)                   なので、多くの大学では、大学に予備校の講師を呼んてきて、学内でその授業を受けることができるようにしています。大学と予備校のタイアップですね。                  僕は多いときは月の半分以上それに行くわけです。ところが、一部の例外を除き、大体駅から遠い!ほとんどは主要駅からバスか、徒歩。かなり歩きます。                  大学に到着したのはいいけど、そこから自分が講義をする教室までが、こりゃまた遠い!しかも坂道〜。                 授業が終われば、また同じ道を帰らなくては。そしてまたバスに乗って、電車に乗って。ということを繰り返すと、こんなことに〜っ!
僕は、講義中は、スマホをカバンの中にしまうので、教室の中で歩き回るのはカウントされていません。それを入れると、70km近辺かも🙁。スマホの歩数計は、平均15000〜17000です。                  ということで、特別何もしなくても、健康維持になっているのです。仕事しなくなったらヤバいかも。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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出題者の罠、結構良問。2019年度奈良県教員採用試験小学全科1

2019-10-09 11:00:00 | 教員採用試験
3と1/2mのリボンを切って、1/3mのリボンを作る。1/3mのリボンをできるだけ多く作るとき、1/3mのリボンの本数と余るリボンの長さの組み合わせとして正しいものを、次の1〜5から1つ選べ。
例えば、10mのリボンを切って、2mのリボンを作るなら、10÷2=5ですから、5本作ることができます。                  我々大人は、こんなことはすぐに分かるのですが、「割る」ということの意味を知らない子供たちにこれを理解させるのは容易ではありません。                  綿密な授業計画を立てて、教えて下さいね!我々も、小学生のときには、先生から優しく(?)教えていただきました。感謝。さて、本問は、もちろん、
という式になりますが、ここからが罠です。
こんなことになっちゃった人いませんか〜?罠にかかっちゃってますよ〜。                 皆さんも、実際に現場で教えれば分かりますが、子供たちは、単位(その計算によって何が分かるのか)のことをほとんど意識していません。とにかく答えが合えば、自分も満足、親も満足、全て平和!さあ、あとは元気に遊びに行こう!って子供の頃の僕ですが。                  なので、板書面倒くさいですが、どんな式でも、それぞれの数字に、単位をつけて示してあげなければいけません。こうですね。
10の後ろの1/2は、1/2m余るという意味ではなくて、1/2本作ることができるという意味ですね。                  え〜っ、mとmを足したらmなのに、mをmで割ったら本になるの〜?いつでもそうなるの?100 %そうなるの〜?どうなの先生?となりそうですが、なんとか頑張って下さい。                  結局、10本は確実にできますね。あとは、1/2本の部分です。リボン1本が1/3mでしたから、1/2本は、その半分で、1/6m。余るのは1/6mです。正解は、肢1です。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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ちょっとややこしい!平成19年地方上級

2019-10-06 12:43:00 | 速さ
A〜Cの3人が、X町からY町へ同じ道を通って行くことになった。まずAが徒歩で出発し、次に30分遅れてBがランニングで出発し、最後にCがBより1時間遅れて自転車で出発した。その結果、Cが、出発後30分でAを追い越し、さらにその30分後にBを追い越したとき、AとCとの距離が6kmであったとすると、Bの速さはどれか。ただし、3人の進む速さは、それぞれ一定とする。                  ①時速7km②時速8km③時速9km④時速10km⑤時速11km                                         Aが0:00に出発したとすると、Bは0:30、Cは1:30に出発です。(CはAの1時間後ではなく、Bの1時間後に出発です)問題文を整理すると、
2:00のようすをご覧下さい。                  同じ距離を行くのに、AはCの4倍も時間がかかっています。なぜこんなに時間がかかるのでしょうか?                   決まっています。Cが自転車で走っているのに対して、Aは歩いているからです。                  時間が4倍かかるということは、速さが4分の1しかない、逆から言うと、時間が4分の1しかかからないということは、4倍速いということですね。                  要するに、Aの速さ:Cの速さ=1:4なのです。                  同じように、2:30のようすをご覧下さい。Bの速さ:Cの速さ=1:2だと分かります。(CはBの半分しか時間がかかっていないから、CはBの2倍の速さ)                   3人の速さについてまとめると、
よって、3人の速さは、それぞれ、a(km/時)、2a(km/時)、4a(km/時)とおくことができます。                  それではもう一度2:30分のようすをご覧下さい。                  Cが60分(1時間)走ると、4a(km)。                Aが150分(2.5時間)歩くと2.5a(km)。               その差が6kmなので、4a−2.5a=6。この方程式を解くとa=4。                   ゆえにBの速さは2aだったから、2×4=8km/時です。正解は、肢②です。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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立方体の展開図、2019年度和歌山県教員採用試験小学全科4

2019-10-01 10:49:00 | 教員採用試験


問1 
を計算せよ。                  問2 方程式6x−y=3x−2y=8を解け。                  問3 正十二角形の1つの内角の大きさを求めよ。                  問4 次のア〜オの展開図のうち、立方体をつくることができるものをすべて選び、その記号を書け。
問1
問2 
問3 正〜角形の1つの内角を求めるには、主に3つの方法があります。どのやり方でも構いません。前回の記事ではありませんが、人によって好みが別れるところですね。
皆さんはどれがお好み?                  僕はいつもその2を使いますけど。                  勉強関係ない方は、その4、「分度器で測る」かも。                  問4 立方体には、3組の平行な面があります。
ちょっとだけ展開してみます。ちょっとだけよ〜。
CとDが平行な面でした。CとDの間にAが挟まっていることに注目して下さい。全部展開してみます。
CとD、FとE、AとBが平行な面でした。このように、立方体の展開図を組み立てると、一つとばしで平行な面ができていくのです。                  本問ではどうすればよいでしょうか。ア〜オで、3組の平行な面が見つかれば、それは立方体の展開図。見つからなければ、それは立方体の展開図ではないということです。では、やってみます。

ということで、正解はア、ウ、エです。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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