公務員試験知能、教員採用試験数学解説

ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

ちょっとややこしい!平成19年地方上級

2019-10-06 12:43:00 | 速さ
A〜Cの3人が、X町からY町へ同じ道を通って行くことになった。まずAが徒歩で出発し、次に30分遅れてBがランニングで出発し、最後にCがBより1時間遅れて自転車で出発した。その結果、Cが、出発後30分でAを追い越し、さらにその30分後にBを追い越したとき、AとCとの距離が6kmであったとすると、Bの速さはどれか。ただし、3人の進む速さは、それぞれ一定とする。                  ①時速7km②時速8km③時速9km④時速10km⑤時速11km                                         Aが0:00に出発したとすると、Bは0:30、Cは1:30に出発です。(CはAの1時間後ではなく、Bの1時間後に出発です)問題文を整理すると、
2:00のようすをご覧下さい。                  同じ距離を行くのに、AはCの4倍も時間がかかっています。なぜこんなに時間がかかるのでしょうか?                   決まっています。Cが自転車で走っているのに対して、Aは歩いているからです。                  時間が4倍かかるということは、速さが4分の1しかない、逆から言うと、時間が4分の1しかかからないということは、4倍速いということですね。                  要するに、Aの速さ:Cの速さ=1:4なのです。                  同じように、2:30のようすをご覧下さい。Bの速さ:Cの速さ=1:2だと分かります。(CはBの半分しか時間がかかっていないから、CはBの2倍の速さ)                   3人の速さについてまとめると、
よって、3人の速さは、それぞれ、a(km/時)、2a(km/時)、4a(km/時)とおくことができます。                  それではもう一度2:30分のようすをご覧下さい。                  Cが60分(1時間)走ると、4a(km)。                Aが150分(2.5時間)歩くと2.5a(km)。               その差が6kmなので、4a−2.5a=6。この方程式を解くとa=4。                   ゆえにBの速さは2aだったから、2×4=8km/時です。正解は、肢②です。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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