昨日のアルウィンは、大原学園が開幕戦で1-7と大敗した日テレ・ベレーザとの雪辱戦でした。前回は一部昇格の緊張の中のアウェー、ベレーザ戦となれば、実力を発揮できなくても無理はなかったかも・・・。
でも、ベレーザも現在、本調子ではなく、勝つのはやはり厳しいかもしれないが、引き分けでもいいから、食らいついてもらいたい。そんな気持ちでした。
なにせ調子を落としているといっても、ベレーザはエースの澤を中心に、半分以上が日本代表だし、元も入れたらほとんどなでしこジャパンに近いくらいですから・・・。
試合開始直後は気合いの大原学園が押して行く場面もあり、おっ、と思ったのですが、やはりベレーザは試合巧者で、中盤でじっくりキープして、左右にちらし、ほとんどボールを失いません。澤にしろ小林にしろ、個人のレベルが一枚も二枚も上という感じがしました。
早くもペースを握られ、防戦一方になりつつある前半6分に、永里のダイビングというかバックというかヘッドであっさり先制を許してしまいました。
あまりに早い失点で、前回の悪夢が一瞬よぎったのでしたが、その後は運も良かったり、鈴木のファインセーブも連発で、前半を0-1でしのいだのでした。
今日の大原の布陣は、なんとキャプテンの津波古を左のサイドバックに据えていました。彼女はFW、MFの登録で、DFもできるの??という感じだったのですが、試合が進むにつれ、ベレーザの右サイド、テクニシャン小林弥生と代表の右サイドバック近賀ゆかりを、ほぼ完璧に押さえ込んでいました。持ち前のガッツと、ねばり強いマーク、種田監督がベレーザの右を押さえる秘密兵器としての作戦だったのかなー、と思いました。見ていても津波古のがんばりが、失点をかなり防いでくれたと思います。
後半、これから何とか同点に・・・というところで、不可解なPKを献上してしまい、0-2にされてしまうと、同点にするのはかなり厳しく、そのままタイムアップ。緒戦で一矢報いた楯石も、何も出来ずでした。前半終了間際、ペナルティエリアで倒された有町が逆にPKもらっていたら・・・。
いずれにしても惜しい試合でした。
データを見ると、シュート数はベレーザ33本に対し、大原4本。33本も打ってPK抜かせば1点ですから、やっぱりベレーザもあまり良いとは言えませんね。特に気になったのは大野の出来でした。なんで替えないのかなーと思ったくらいで、ベンチにいた荒川のプレーも観たかったのに、ちょっと残念でしたね。
大原のFWは、U19代表キャンプに招集された有町が1トップ気味になっていることが多いのですが、人数的にもベレーザDFを突破できない状況でした。たまに谷川、後半出た浦崎にチャンスが来ても、まだちょっと頼りない感じです。若さかなー。でもこういう試合で経験を積んで、早く一人前になってほしいものです。
次節、湯郷戦ですが、真奈美に負けないようにがんばってください!
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