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なんくる、なくない?

浪花節だよ、人生は。

ボルベール<帰郷>

2007-08-15 21:24:26 | 映画

=あらすじ=

 10代のころ母親を火事で失ったライムンダ(ペネロペ・クルス)は、失業中の夫と15歳の娘パウラ(ヨアンナ・コバ)のために日々忙しく働いていた。ある日、火事で死んだはずの母親が生きているという噂を耳にする。そんな中、肉体関係を迫ってきた父親を、パウラが殺害してしまうトラブルが発生し……。  

終わりかけに、駆け込みセーフ!やっぱり観てよかった~。
もぅペネロペ・クルスが美しすぎて。ペドロ・アルモドバル監督も、「今、ペネロペは美の絶頂にある」と、彼女を絶賛しているとか。えぇえぇ、そうでしょうとも。可愛くてセクシー、更に今回は母としての逞しさ、母性が+されて魅力は倍増。そして彼女が、死んだはずの母を思って歌うシーン。哀愁漂うタンゴに思わず涙が。”えっ本人?”と疑いたくなるほどの歌声です。しかもこの映画、6人の出演女優がカンヌ最優秀女優賞ですよ。スゴすぎ。全体的に色彩が濃くて、スペイン語も濃く、コミュニティの繋がりも濃く、暑苦しいほどの人間臭さ。内容はえげつないんですが、意外とカラっとしてて、後味さわやか。やっぱりペネロペちゃんは、スペイン映画でこそ魅力を発揮

  実は内容が、つい最近に読んだ伊坂幸太郎の「重力ピエロ」にすごく似ててビックリ。レイプが題材で、でも家族の絆が本質にあって。生きるってことは綺麗ごとだけじゃなく、何が正解で何が正義なのかもわからない。どっちもオススメなので、合わせてどうぞ


河童のクゥと夏休み

2007-08-05 23:05:54 | 映画

予告を観て、この夏一番観たくない映画だと思ってました。「河童キモイ、子供向け、ありがちな感じ」。そんな映画が、キサラギよりさらに評価が高い。うそ?なんで?タダ券があったので、試しに観に行ってみました。

謝ります。ごめんなさい。皆さんの言う通り。かなり入りこみました。キモイと思ってたクゥは可愛くてしょうがないし、いちいちいろんな場面で笑えるし、涙もどんだけこらえたことか。いじめ問題や、人間の弱さ傲慢さ、親と子の関係、自然の大切さ、そういうことを改めて考えさせてくれます。そしてまた自然描写も美しい。雨雲のシーンは大迫力で、海や川もその透明度や冷たさまで伝わってきそうで。夏っていいなぁ、自然っていいなぁ、私もクゥと一緒に泳ぎたいなぁって、素直に子供みたいな気分に浸れましたよ。 

 この美しい絵。 くー、泳ぎたい。

クゥの涙に涙とまらず。ぜひ劇場で。

そうそう、エンドロールを観てびっくりしたのが、お父さんの声がココリコ田中?キジムナーの声はすぐわかったのに。あそこでまさかキジムナー登場とはねぇ。沖縄好きの私としてはなんとな~く鼻高々?


この秋、観たい映画!

2007-08-04 15:29:57 | 映画
 
ショートバス [R-18]
テアトル梅田、シネマート心斎橋にて 9/1公開
 
「世果中が熱狂した傑作「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」から5年。ジョン・キャメロン・ミッチェル待望の最新作が遂に完成!カンヌ国際映画祭を始め、全世界が感嘆し、笑い、涙した超話題作。 」
 
 

めがね

梅田ガーデンシネマにて 9/22公開

 

「2006年に公開され、圧倒的な支持を得て大ヒットを記録した『かもめ食堂』。そのキャストとスタッフがふたたび集い、今度は南の海辺を舞台にあらたな物語を生み出した。これは一瞬のようで永遠のような、たそがれどきの物語。」

 

ミス・ポター

東宝系にて 9/22公開

 

「ピーターラビットの生みの親、ビアトリクス・ポターの波乱に満ちた半生を描いた感動のヒューマン・ドラマ。ポターに『ブリジット・ジョーンズの日記』のレニー・ゼルウィガー。彼女の初恋の相手となる編集者ノーマンをユアン・マクレガーが演じる。」

 

クワイエットルームへようこそ 

梅田ブルク他にて 今秋公開

 

「脚本・監督に、劇団「大人計画」主宰で、演劇、映画界と幅広い活躍を見せる松尾スズキ。第134回芥川賞候補となった自身の小説を映画化。内田有紀、宮藤官九郎、蒼井優、りょう、妻夫木聡、大竹しのぶといった超豪華キャストで挑む。」

 

酔いどれ詩人になるまえに

テアトル梅田にて 9月公開

 

「世界中でカルト的人気を誇るアメリカ文学界の異端児、チャールズ・ブコウスキー本人の“作家修行時代”を映画化。飲んだくれでいい加減、仕事も長続きしない自称“作家”のさえない日常を、ドライな笑いを交えて描く。主人公を、『クラッシュ』でオスカー候補になったマット・ディロンが好演。 」

 

どれもこれも、観る前からなんだか愛おしい。私の好きな単館系は、うっかりするとすぐに終わってしまうので、ちょっと整理する為にもリストアップしてみました。まだまだ他に、宮沢りえちゃんの「オリオン座からの招待状」(詳細は不明)や、「アーサーとミニモイ」なんかも気になるところ。

秋はやっぱり映画やね~


「キサラギ」のキサラギって?

2007-07-22 12:56:39 | 映画
=自殺したアイドルの1周忌に集まった5人の男が、彼女の死の真相について壮絶な推理バトルを展開する密室会話劇。『ALWAYS 三丁目の夕日』で日本アカデミー賞を受賞した古沢良太の巧みな脚本を、『シムソンズ』の佐藤祐市監督が、コミカルかつスリリングに演出。人気、実力を兼ね備えた5人が繰り広げるハイテンションな会話劇から目が離せない。(シネマトゥデイ) =

やられました。途中から恐らく、ニヤニヤしてたかフニャフニャしてたか、もしくは口をポカンと開けてたかのどれかです。「キサラギワールド」にすっぽりハマりました。
ホントに舞台を見てるみたいで、臨場感と緊迫感と親近感たっぷり。密室の中、会話だけでグイグイ惹き込まれていきます。とにかく全員のキャラが良いです。中でもさすがの香川照之氏。動きがこざかしく、キュートですよ。
そして私、改めて小栗旬君にロックオンイケメンキャラがやたら多い小栗君。声と身長によるところが大きい気もしますが、やっぱかっこ良いです。オタク役も違和感なくこなす、その振り幅に又やられます。

で、題の疑問に戻りますが、「キサラギ」のキサラギって?誕生日が2月って、理由はそれだけ?如月みきは、最後まで覆面で良かったような?1年後のシーンに、どんな深い意味が?そんな疑問は残しつつも、オタクダンスで気分は上々
なんと小栗君が大阪に!発売は…28日?その日は結婚式で忙しいんダヨーん

キサラギバナー

プロヴァンスの贈りもの

2007-07-14 18:38:40 | 映画
運命の休暇をあなたに―。最高の恋とワインを添えて。

あぁもうこのフレーズだけで、酔っちゃうゾ。
込み入った内容は不要。美しい南仏の風景と、美味しいワイン。はー。これぞ週末に見たい映画。キャストもすんごいですので、安心して見れますよ。ラッセル・クロウとリドリー・スコットといえば…?そう、「グラディエーター」ですよ。名作ですよ。まだクリーンなイメージですよ、ラッセルも。でもこのコンビで恋愛もの?意外でしたが、私は好きです。ラッセルクロウがどうしても生理的に無理という人(結構多い)は、きっとダメでしょうけど。
原作者のピーターメイルとリドリースコットは30年来の友人だそうで、内容も大人の遊びがちりばめられている様子。日本人にはわかりにくいことも多々ありますので、見終わったらこちらで確認してみてください。→プロヴァンスの贈りもの(12の雑学)

これを見てつくづく思ったのは、「女は足だ」という普遍的事実。スラッとしてキュッとしまった足があれば、恋はいつでも始められる。いいなー、そういうの。シンプルイズベスト也