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民主党の小沢代表が、秘書の起訴を受けても、なお、続投を表明した。
「政治資金規正法での逮捕・起訴なら、もっと巨悪があるだろう。不公平だ」
「記載ミス、あるいは記載方法のちょっとした違反。それなのに、この時期に、ここまでやる
のは自民党政権に肩入れをした国策だ」
という思いがあるからだろう。
私も、正直、そう思う。
新聞に次々と検察からのリーク記事が出る。政権側の違反では、ここまでやらないと、驚くことが多い。
「政党支部が受け取る形にすれば、なんの問題もなかった(程度の問題)」
などの発言から、小沢代表の油断と慢心が見られる。狙っていた検察に「今だ!」の機会を与えた。その辺りを心得た、もっと悪質なワイロには、かなり臆病な検察側の、今回の熱意は異常だと感じる。批判をかわして起訴するため、世論を見方にするリークの方法には必死さが垣間見える。
ただ、小沢代表の言い訳はみっともない。
「何故、俺なんだ。小さいことを取り上げて。もっと悪いのがいる
だろう」と聞こえる弁明は本人が言うべきではない。空き巣狙いのこそ泥が「強盗をしたわけじゃない。もっと悪いのを捕まえないのは、なにか意図があるんじゃないか」と言っているのと同じだ。
記者会見の涙は白々しい。見ている方が恥ずかしくなる。これまでの氏の強引さを見慣れた目には、あの教鞭は辟易する。
さすがに、「秘書のやったこと」とは言わないのは、他の政治家と違う。しかし、秘書を、黒子にさせているように思っている人が大多数だ。世論調査だと、まだ民主政権を望む人が自民政権を望む人と伯仲している。だから小沢さんは「辞めない」と言うだろうが、いざ選挙になったら、現政権党に有利になるだろう。それが権力だ。
総理の可能性が見えてきたところでの国家権力の横やりに、憤っているのだろう。総理への未練は捨てて、きっぱり代表を辞めるべきだ。
たとえ、強盗などの巨悪でなくとも、こそ泥は許せないのが国民感情だ。
検察・国家権力にしてやられたとしても、違反者に総理は任せられないと判断するのが国民感情だ。氏の光と陰。どちらも明らかにすべきだ。このまま、陰ばかりが印象に残ることになるのは不本意だろう。
潔く辞任すれば、同情が出てくるだろう。本気で自民政権を潰す気があるなら、辞めるべきだ。
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