こんにちは「中川ひろじ」です。

みんなのお困りごとが私のしごと

どうなる日本の農業4

2008-10-12 21:24:30 | 食・農業
個人で17町歩近い稲作をやっている農家の方のお話。
「構造改善やったところは、まだ請負でなんとかなるが、そうでないところは手間ばかりかかる。自分は、がんばってやってきたが、あとやる人がいない。年収1500万円でも、機械や施設への設備投資で、所得は400万円。同級生でサラリーマンは、700万円以上。朝から晩まで汗水流してこの差では、趣味でやっているといきがるしかない。国の新しい経営安定化対策では、個人で4ha以上が対象だが、4haでは食べていけない。機械を更新することができない。自分としては、付加価値を付けて、売る工夫もしている。「こぬか米」は、手間もかかるがおいしいコメ。化学肥料は高温障害にかかりやすいので、有機栽培をするなど・・・」
国が進めてきた、大規模化も様々な問題をはらんでいる。小規模農家では、給料や年金をつぎ込んで、米をつくっているのが、実態だ。
一方で、自分の家で食べる米を赤字を承知で作り続けている農家は多い。環境や貯水対策として農地を保全する大事な役目を担っていることに、もっと注目すべきだ。

コメント
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