信州市民アクション、中信市民連合は、6月7日に松本市で小林節さん(慶応大学名誉教授)を招いて、野党4党代表者とともに討論会を開催しました。緊急事態宣言の解除などにより、感染拡大防止策を徹底しながらの実施となりました。
小林節さんからは「自民党と公明党より、野党政権の方がまし。自民党がやってきたのは憲法を破壊すること。憲法は押しつけだが、いいものを押し付けられてよかった。自民党は三権分立をぶっ壊した。10兆円の予備費は財政民主主義の破綻。憲法立て直そうが共通政策でいい。弱肉強食の新自由主義を変えなければならない。専守防衛をきちんと行えば他国の日本への侵略から守ることができる」と問題提起があ
りました。
続いて信州市民アクション又坂常人共同代表と会場を加えてのセッションが行われました。
又坂「これまでの連立政権には共産党が入っていない。どう考えるのか」
小林「野党間や国民の共産党への偏見を越えなければならない。」
又坂「自衛隊の合憲性は整理されている。13項目では安倍内閣の下では改憲しないとしているが、野党連合政権のもとでは改憲ありか」
小林「戦争法をたたんで、海外へ自衛隊を出さないことをやろう、現実政治の中で、立憲的改憲ということの意味はない」、又坂「逆に改憲の流れにもっていかれる危険がある」
又坂「中国やアメリカとどうつきあうのか」
小林「アメリカとの関係は見直さなければならない。ジャパンハンドラーと付き合うべきではない。正論を堂々と言うべき。在日米軍についてもフェアにあつかうべき。日本の立ち位置を明確にすべき。沖縄の米軍はグアムに移動している。冷静に考えれば沖縄に米軍はいらない。政権を取ったら、アメリカの上院議員と話しをすればいい」