メモ代わり

子は鎹（かすがい）
子は楔（くさび）

昔は子供を理由に別れない。
今は子供を理由に別れる。

メモ代わり 古い辞書から言葉を

手足之情（しゅそくのじょう）　　　兄弟の情、兄弟は一身の手足のようなものという意味。苺兄のネタにどなたか書いてくだされないか


三民主義（さんみんしゅぎ）
革命の成功者孫文が主唱した、民族・民権・民主の３主義


一殺多生（いっせつたしょう）一人を殺し、それによって多くの命を助ける事。どうたぬきにしおりとして渡したい。たぶん本人に言っても聞いてくれないだろうから

雑多なメモ

酒・賭博・麻薬・同性愛　　軍隊の４悪

銃の訓練中に突然暴発を起こす訓練生がいる。射撃には慣れている訓練生でさえも、予測していない銃声には、一瞬、何が起こったのか分からず呆然とする。その後、騒然とする。訓練された軍人や憲兵でさえもそうである。
銃声というが、それは声ではない。振動である。火薬の爆発による大きなエネルギーが体に伝わるのである。その音は日常性をふっとばし、理性を麻痺させてしまう。

大きな動脈が破裂した場合、ほんの３０秒程で死亡する場合がある。

ナチスドイツの洗脳の３種の神器。荘重な音楽、煽情的なナレーション、交錯する光と闇。

Britannia ブリタニア　　Great Britainを女性に擬人化した名。

Chemist 　ケミスト　科学者　薬剤師　alchemist錬金術師のalが落ちたもの。

Chimera　キメラ　頭はライオン、胴体はヤギ、尾は竜で日を吐く怪獣。

Clamp　かすがい、留め金

城孤社鼠（じょうこしゃそ）　城中に住む狐や、土地の神を祭った建物に住むネズミ、除こうとすると城社を損するおそれがあって、容易に除くことができないから、君側にいる悪者のたとえ。

伯舅（はくきゅう）　天子が異性の諸侯に対して用いた敬称。

Mai I have the next dance with you?
この次には一緒に踊っていただけますでしょうか（舞踏会などで男性が女性に向かっていう文句）

インド国旗　横に３分割され上はオレンジ色、真ん中は白、下は緑色に３分割されている。真ん中の白い部分に２４本の軸をもった車輪がデザインされている。
オレンジ色はインド古来のヒンズー教、緑はイスラム教を示す。その対立の歴史をふまえて、白は両者の調和・和解を表している。中央の紋章は由緒のある車輪で、２４本の軸は１日の時間を示している。

１９１６年　さび病による被害で小麦の収穫が大打撃をうけたとき（カナダの大学生）マーガレット・ニュートンはさび菌にいろいろな種類がある事を発見した。
この発見のおかげで専門家はさび病に対して抵抗力のある小麦を生み出すことができた。
１９５０年代以降プレーリーの小麦畑で深刻な被害は発生していない。

Armistice Day　第一次世界大戦の終戦記念日。（１１月１１日）

火薬

１８０４年　デュ・ポン社設立
１８１２年の米英戦争、１８６１年の南北戦争で優秀な火薬を軍隊に納入して実績をあげ、ますますの隆盛の道を辿った。１９０７年ごろには国内の７割近い爆破用火薬を独占。独占禁止法で訴えられるほど繁栄した。
デュ・ポン社の成功の秘訣は同社が火薬をデザインしたところにある。粉でしかなかった火薬を球体、三角錐、円筒形、などさまざまな形をしている立体（球体）に作った。
デザインする理由は、火薬の燃焼度が表面積の大きさに比例するためである。一定の薬室や薬莢のなかに、どれだけ大量の球体を入れられるかがポイントになる。
　こうした開発からそれまでの銃弾をはるかに超える高速で飛ぶ銃弾が作られた。これを高速弾といい、それまでの弾を低速弾としている。


低速弾と高速弾の話は次回です

メモ

松の枯れた下枝は、普通、雨になっても湿ることはない。下枝を手早く集め小さく火を起こした。雨の中でもよほどの土砂降りでなければ火を燃やし続けることはできる。
軍の訓練の１種目、サバイバル訓練の初期カリキュラムだ。

メモ

　ナイトメアの激しい動きが人体に与える影響として、最も多いのが内臓への衝撃である。
肋骨に守られている肺と比べ、むき出しの消化器官や肝臓が圧迫を受ける。ヘビー級のボクサーのパンチに例える者もいる。それゆえにナイトメアのパイロットは、それに耐えられるだけの筋肉を最低限要求される。

メモ

マスタングは養子縁組書類を役所にだした。軍の高官ゆえに手続きはたちまち進み３０分後新しい戸籍の写しをロイは手にしていた。
長男　エドワード・Ｍ・エルリック
次男　ラッセル・Ｍ・トリンガム
三男　フレッチャー・Ｍ


今日、３人は本当に兄弟になった。私、マスタングの息子達として。
家に帰ると、子供達はそれぞれにくつろいでいる。
エドはキッチンに走っていった。焼き菓子の甘い香ばしい香りに待っていられなくなったらしい。
ラッセルはお気に入りの毛皮を敷いてソファにゆったりと座っている。その足元で黒い子犬、そろそろ身体は成犬になってきているが中身はまだまだやんちゃ坊主のブラックハヤテ号。ハヤテは遊んで欲しくてうずうずしてラッセルのズボンのすそをひっぱっているのにラッセルにはさっぱりその気がない。久しぶりの休暇、とにかくゆっくり眠りたいのだろう。１０代の若者がそんな覇気のないことでいいのかとも思うが、彼の体調を考えれば無理もない。そのハヤテに柔らかなテニスボールを投げる少年。末っ子のフレッチャー、金の髪に銀の瞳。ふたりの兄のいいとこ取りで作られた芸術の女神のいとし子。女達はそんな風に言っている。遊んでもらえると思ったブラックハヤテは大きくしっぽを振ってボールを銜えて庭に走った。フレッチャーもハヤテの後を追うように立ち上がった。しかし庭には出ずハヤテがさっきまで座っていた場所に座ってしまった。どうやらハヤテと遊びたかったわけではなくハヤテの特等席に自分が座りたかったらしい。ハヤテの特等席、熊の毛皮の右足部分。その位置からは実兄のラッセルをこころゆくまで見つめられる。
ラッセルの瞳は閉じられている。
こうしてみると血を分けた兄弟でありながらこの二人の兄弟は昼と夜ほどにも異なっている。弟は兄より背が高く体つきもたくましくなってきた。兄はグラン工房の精霊ドールにも例えられるほど線が細い。骨格の作り自体が兄は細く繊細で弟は強く頑健だ。兄の髪は月を漉き取ったような銀。弟は太陽を独占して輝くひまわりの色。弟の笑顔はひとなっつこく、どんな相手でもとろかしてしまうほどだ。この弟に敵意を持てるものはほとんどいない。施設の慰問でも視察の名代でも耳に心地よい笑い声の少年はすぐ人気者になった。そういうときフレッチャーはよくこういわれる。『さすがはあの鋼の錬金術師の弟君だ』
この末っ子に比べるとラッセルは基本的にまじめだ。考え込んだり悩んだり、もっともその姿を見せてもらえるのはブロッシュとあと数人だろう。笑うときも穏やかに微笑むだけでめったに声を上げる事はない。

メモ

高速弾と低速弾。

高速弾は最新式のライフルやマシンガン用の弾で、秒速３３５、２８メートルの速度で発射される。時速に換算すると１２０７．０８キロメートル。アニメ公式のゼロ・スザクがマシンガンの弾を避けていたが、・・・人間業ではないですね。
　気を取り直して、ガンガン１月号の鋼の錬金術師でリザ・ホークアイがセントラル兵を狙撃していた。時代背景的にも撃たれた兵の様子からしても低速弾で間違いない。
　

高速弾が人体に命中しても、皮膚には小さな穴ができるだけである。しかし、皮下では組織が破壊され、大きな空洞ができる。これを空洞化という。ただし、外から見ただけでは、中に空洞があるかどうかはわからない。
　さらに、体内に入った高速弾は骨に当たって跳ね返る事もある。その結果、銃弾が通った全ての組織が破壊され汚染される。また、銃弾によるショックも多大である。時には腕を撃たれただけで、ショック死することもある。

　低速弾も傷害をつくるが空洞化は起こらない。つまり、銃弾が通り抜けた後の組織は比較的良好な状態を保っている。その差ゆえに高速弾の場合は外科医が銃弾の通った後を切開し汚損された組織をすべて切除するしかない。低速弾の場合は多くは銃弾の入り口と出口を。洗浄して塞ぐだけでいい。







種子島に鉄砲が伝わる。これが戦国の様相を変えた。個人武将による名誉をかけた戦いから、無名兵士による集団戦闘に大変換させた。
　当時の鉄砲は今日の低速弾よりさらに弾の速度が遅い。また殺傷能力も低く、尻や腹に何発も弾を入れたまま戦い続けた話が残っている。
敵に後ろを見せて逃げまくったある武士は尻が白い傷跡だらけになり、まるで雪が降っているように見えたという。
　


銃で撃たれると大量の血が噴出す。そんな誤解がある。これは映画の影響だろう。実際はわずかな出血しかない。特に軍用銃で撃たれた即死者の場合、心臓がすぐさま停止するので、ほとんど出血はない。




移植を受ければ免疫抑制剤は一生飲み続けなければならない。
血液も内臓の一部である。輸血後の発熱は医師としては常識である。当然、対抗策を講じている。

立ち読みの記憶

フランスのルイ１５世は宮廷に出入りする貴婦人のことを耳にすると側近に「胸は大きいか？」と訊いたという。彼は女の価値は胸で決まると考えていた。
いつの時代、どこの国でも女を人格ではなく、愛玩物として見る男は多いようです。

病院で拾ったメモ

廃用性症候群

一日の安静で筋肉は１～１，５パーセント低下する。


廃用性症候群を防ぎ、退院後の回復を幇助するため鎮痛剤を使用し、オペ後すぐにリハビリを開始する。

理屈はわかるが、現実にやらされるほうは鎮痛剤が入っていても痛いものは痛い。
第一、切られたところの神経が繋がってないから手足の感覚も鈍いし重い。
切除部位が深い部分だったから体力もごっそり持っていかれた。看護人の手を借りてようや廊下の手すりによりすがるように立ったが、その後全く動けない。

見つからないかもしれないが、それでも検診は受けた方が良いと思う

病院で拾った言葉


大腸がんによる出血の場合、肛門から遠いため排泄には影響は無い。出血の為に貧血を起こす場合もあるが、じわじわ出血した場合、体が何とか対応して、症状が出ない。
ある一線を越えた時点で急に貧血の症状が出る。場合によっては死亡もあり得る。
採血検査で血が少ない事等で推理的にガンが発見される場合もある。
しかし、普通貧血で疑うのはまず胃腸の出血。造血組織の異常。大腸がんを疑うのはだいぶ後である。

「発見が遅かった」
これは「言い訳にしかならない」
「大事なのは今の時点で一番いい治療をすること」


食欲の無さは精神的なことが原因と多くの人が思っている。医師でさえもまずはそれを疑う。

覚えていること思い出したことを年上に相談してみる

むかしばなしだし、きにしなくていいですよ。

白くて身軽な子どもはそう言って笑った。

ぼくらだってむかしのことはおぼえてるだけがただしいんです。
きりくにはなんでもきにしすぎるからおなかいたいんです

白い子供は枝からもぎとったクルミのはちみつ漬けを、手に3個乗せる。
どうするのかと思えば3個まとめて口に彫りこんだ。

こりす　声に出さずに切国はつぶやく。
ぷっくら膨れた両頬、舌の上で転がされている３個目の胡桃。ちらりと見える舌先。それにあふれるように蜜が絡む。

蜜付けの胡桃のなる木は早い時期に造った。姫宮(さにわ)がごこたいに食べさせたケーキ。その上に鎮座していたのが蜜付けのクルミ。

おいしいということを始めて理解したごこたいは畑の脇にクルミを植えた。きっと来るだろう、兄弟達にも食べさせたくて。

普通なら畑の肥料になっておしまいだが、この本丸には切国がいた。
かわいい弟の行動を姫宮(さにわ)から聞いたこの兄は迷うことなく円陣を描き紅の光を散らせた。

以来おやつ系果物は増え続け、今では５０種類を超えている。

そのおやつ畑の脇の白いテーブルセットで短刀と打刀はお茶にしている。グラスの中でゆれているのはミントの葉。グラスだけでなくすべてが洋風だ。


先日、ふとした会話から今剣が昔付き合っていた相手との思い出話になった。
と言うと短刀のことだから、ふわふわうふふきゃきゃ的な内容だと思われるだろう。
しかし、現実の話は大違い。実質的なやるやられるの赤裸々な話だった。

　切国、山姥切国広は以前重症を負った。切国本人はそれを覚えていないがさにわが教えてくれた。以来、時々記憶が混乱する。知らないことを思い出す。
その記憶が今回問題だった。
大切な弟に壁どんされて口説かれて押し倒される記憶。
そんな記憶知らない、それは俺じゃない、そう叫んで逃げようとして、・・・崖から落ちかけたところをごこたいに助けられた。以前にも似たことがあった。昼も夜も無く、いきなり記憶が戻る。そのときの記憶はごくふんわりしたものだった。ごこたいとさにわに話すと落ち着いて思いだすこともなくなった。

さにわの推測では「誰かに話すことで、新しい記憶として安定する」らしい。
だが、今回の記憶は話したくなかった。内容が悪い。

　しかし、話さないといつまでも記憶に支配される。不安、あせり、嘆き、そんな感情に叩き込まれてこのところ不眠状態だ。

　もともと切国は同種の他の個体に比べて食が細い。体格も華奢だ。さにわはそれを自分の霊力が少ないせいだと言う。だが、他の刀剣にはそういう欠陥はない。
　「俺が写しだから、できが悪いんだ」
以前、記憶に悩まされたとき、そう口にして、さにわに大泣きされた。

今回、またあんなことを口にしてさにわを泣かすようなことがあってはならない。
しかし、内容が内容だけに言う相手は慎重に選ばないと、そう思っていた折、今剣のおしゃべりを聞いた。
　これぞ救いの神とありがたく今剣に聞いてもらうことにした。そういえば今剣は見た目は子供でも中身はものすごくじいさまだ。


　「つまりおとうとにほられて、そのおとうとがふくかんにほられてるのをたすけなかったからなやんでるんですか」
それなりに長い切国の話を今剣は８秒で要約した。
　
うーと音にせず切国はうめいた。
確かにそういうことだけど。
「そんならいいことおしえてあげます」
そう言って今剣は清らかに笑った。
「ほっていいのはほられるかくごのあるやつだけだ」