長良の鵜 ズボラ余生

「ズボラ余生とは」:
何事も、前向きに捉え、楽天的に生きていくことです。

神戸市の高齢者に対する対応

2010-08-11 08:54:26 | Weblog
神戸市では高齢者の行方不明者が105人もいるという。
しかも、高齢者には、敬老祝い金を渡す場合に市職員や民生委員が所在を確認するところを、120歳以上の人については居住実態がないことを知りながら、祝い金の支給対象者から外していたというのである。
高齢者に祝い金を上げるというような人間的なことを行いながら、その一方で居住実体の無い人については人間扱いをしていなかったのである。
私だったら、そんな祝い金は欲しくない。
如何に市職員や民生委員が機械的に作業を行っていたかがわかる。
高齢者の行方不明については、しばしば個人情報の問題があるといわれるが、ここにはそれ以前の問題があるようだ。

臓器移植

2010-08-11 08:46:49 | Weblog
改正臓器移植法のもとで、取り出された臓器が5人の患者に移植されたようだ。
それ自体は結構な話である。
しかしながら、それで本当に平等が保たれているのであろうか。
外国で移植を受ける人は、億という金で移植が行われ問題となっている。
いかにも金持ちが命を買っているようでいやである。
別に金持ちでなくても、寄付金を集めて、移植を行っているということを言えば、お金で命を買っていることにはならないかもしれない。
今回の患者の中には、人工透析の患者がいたというが、人工透析の患者は25万人いるといわれている。
確かに、一定の基準によって順番が決められており、それによって移植が行われているから公平だともいえよう。
しかし、一生人工透析が出来ない患者から見れば、どんな基準で移植が行われようと、不公平と感じるに違いない。
生まれたときから障害のある赤ちゃんのように、特定の患者へは移植を行うが、それ以外は行わないというような基準が出来ないものだろうか。
人工透析の患者の中にも、ある程度は自己責任ではないかというような人も含まれている。
そのような人まで、大金をかけて移植手術をする必要があるのだろうか。
もちろん、親、兄弟からもらっての移植まで制限しようという気はまったく無い。